戦争の惨禍 繰り返させない 日本共産党訴え 各団体平和の催し
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 8月15日は67周年の終戦記念日でした。多くの人の命が奪われた惨禍を思い、二度と侵略戦争と植民地支配を繰り返すまいと、近畿地方でも各地で日本共産党が宣伝し、平和を願う人々がつどいなどを開きました。


  和歌山   安保条約なくそう終戦記念日宣伝で訴える(左から)くにしげ、奥村、渡辺各氏=8月15日、和歌山市
 和歌山県の日本共産党の支部・後援会は、衆院小選挙区予定候補や地方議員を先頭に県内各地で終戦記念日の宣伝に取り組みました。
 和歌山市中野のスーパー前で、日本共産党河西後援会、奥村規子県議、渡辺忠広市議とともにマイクを握った、くにしげ秀明1区予定候補は、日本がひきおこした侵略戦争によりアジアで2000万人、日本で300万人の人々の命が奪われ、その痛苦の体験から日本の平和憲法が生まれたと紹介。
 野田政権が日本をアメリカとともに戦争する国にしようとしていることをきびしく批判し、また米海兵隊が欠陥機オスプレイ配備を強行しようとしていることに沖縄全県民がノーの意思を示していることを強調し、「安保条約が日本の安全をおびやかしています。安保条約を廃棄し、憲法9条を生かした平和的外交の道に日本をすすめるため全力をあげます」と訴えました。


 日中不再戦へ 和歌山で集い8.15日中不再戦の集い=8月15日、海南市
 日中友好協会和歌山県連合会と同海南支部は、和歌山県海南市の燦々(さんさん)公園内にある「日中両国平和の塔」前で「8.15・日中不再戦の集い」を開き40人以上が参加しました。
 集いでは、参加者全員で平和の塔に献水し日中両国の犠牲者を追悼し、幡川文彦海南支部長は開会あいさつで、「15年戦争で中国人民はじめアジアの人たち2000万人の命を奪い、日本人もまた310万人も犠牲になった。こうした侵略戦争を美化したり、反省を忘れた行為は許されない」とのべました。
 橋爪利次県連会長は、「いま“中国脅威論”なるものを仕立てあげ、あおりたてて“脅威”を理由にして沖縄基地の撤去拒否、オスプレイ配備強行、和歌山では自衛隊が美浜町の県立公園で水際地雷訓練などをおこなっている」と批判。雑賀光夫県連副会長(日本共産党県議)は「日中間でおこっている尖閣諸島問題などを武力強化で対応することは許されない。話し合いで、外交で解決することが憲法の鉄則だ」と訴えました。
 集い第2部の戦争体験を語る会では、戦時中、和歌山駐屯地の第24部隊で軍属として徴兵事務などに従事した女性(88歳)が部隊勤務の体験を語り、若者の血書などの決意書が届いた話などをし、「二度とこうした戦争はあってはなりません」と語りました。

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