武装自衛隊が街に
      和歌山有田地方
          驚く住民







2013524
 自衛隊による市街地での行進訓練が5月24日、和歌山県有田地方で実施されました。
 自動小銃を持って市民が平和に暮らす街中を行進したのは、陸上自衛隊信太山駐屯地(大阪府和泉市)の第37普通科連隊第4中隊の80人で、午前9時に広川町を出発し、湯浅町、有田市を通り、午後5時過ぎの有田川町きびドーム到着まで行進訓練しました。小銃を手にした迷彩服姿の自衛隊員を自宅前で目にした女性は「こりゃ、なんな(これは、なに)」と驚きました。
 同部隊による和歌山県内での行進訓練は、2007年に信太山から有田川町までの約100キロを2日間かけ行進した訓練に始まり、以降たびたび実施されています。

 平和的生存権脅かす行為だ
   和歌山県平和委員会の里崎正さんの話
 信太山の部隊は、南海・東南海地震に備え、防衛警備任務の即応性と練度を向上させるとして、駐屯地外の市街地で武装訓練をしました。自衛隊は災害を理由にしますが、実態は、防衛出動時の武器を持った訓練です。平和的生存権をおびやかす市民が生活する場での武装訓練は中止すべきです。

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銃を手に街中を行進する自衛隊員=5月24日、湯浅町