民報配り期待を信頼に  伊丹俊也九度山町議(52歳)
               
             伊丹俊也九度山町議                                                            2014519
 私は、4月の九度山町議会議員補欠選挙(定数2)で無投票当選しました。
 九度山町は、先のいっせい地方選挙で党の議席を失ってしまいました。前職の議員は引退することになったため、地区委員会の要請を受けて2年前に町に移住し、町議候補となりました。
 候補者となることを決意した一番大きな理由は、日本の民主主義革命、住民要求実現を職業とすることに生きがいを感じたことです。二つ返事で受けたわけではありません。「私に議員になる資質があるのか」と自問自答し、簡単に結論は出せませんでした。私はちゅうちょする理由をすべて打ち明け、地区委員会へ判断をまかせました。「あなたしかいない。何も問題はない」という回答で、最終的に決断しました。
 苦労したのは人間関係づくりでした。九度山は人口4,800人、農業が基幹産業です。人間関係の基本は地縁・血縁です。家を貸してくれる人をみつけるのに1年かかりました。家をみつけて転居してからは、「赤旗」読者が減る一方でした。 転機は1年前でした。支持拡大が思うようにできないなかでも、「九度山民報」などビラ配布をコツコツとやってきました。そういう姿を見てくれている人が少なからずいたのです。
 ある日、顔見知りになった住民の方から話しかけられました。「あれ(民報)は、あなたが書いて、あなたが配っているの?」。こういう会話から始まって町政や議会のことまで話が広がり、思い切って「赤旗」日曜版をすすめると、快諾していただきました。
 このころ、民報で南海電車の駅の無人化の問題や、ごみ収集についてとりあげたことが話題になっていたようです。そのころから読者の減少も止まり、今年2月には候補者になったころの数まで戻しました。3月には一挙に4人、読者を増やすことができました。
 ここまでくることができたのは、「国民に溶け込み結びつく力」という党の方針を信じて行動してきたことにつきると思います。「あの人は私たちの立場に立って行動してくれる」という期待を得ることができたのではないかと思っています。
 これからは、期待ではなく信頼となるよう、また、再び空白議会にしないよう、がんばりぬく決意です。
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    伊丹俊也ブログ「Good Morning!九度山

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