必要な人に生活保護を 和歌山市議会 森下市議が質問
  
 一般質問する、森下佐知子和歌山市議
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 和歌山市議会一般質問で日本共産党の森下佐知子市議は9月26日、社会保障などで市の姿勢をただしました。
 森下市議は、貧困と格差が拡大するなか、生活保護を必要とする人が増えているのに、保護が必要な人の2割程度しか生活保護を受けられていない現状を指摘。生活に困っているだれもが安心して受けられる生活保護制度の運用を求めるとともに、来年4月実施の生活困窮者自立支援法が生活保護を受けにくくすることがないのかただしました。また、生活保護にかかわるケースワーカーが和歌山市の場合、1人あたりの担当世帯が121世帯と法が定めた標準世帯数80世帯を大きく超えていることを示し、「増員はまったなし」と強く要求しました。
 南秀紀福祉局長は、「(生活困窮者自立支援法が実施されても)要保護者に対する対応については、生活保護法に基づくものであり従前と変わりない」と答弁。尾花正啓市長はケースワーカー増員について、「生活支援課の体制強化は継続してとりくむ」としました。
 大規模災害とまちづくりの問題について市長は、人命の保護を最優先すると強調し、「適切な土地利用の推進にとりくむ」と答弁しました。

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