修理部品手に入らず困惑 宮本たけし衆院議員 和歌山・時計商組合と懇談

         
              山田理事長(左から3人目)から要望書を受け取る、宮本たけし議員(右から3人目)=和歌山市
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 時計修理を担ってきた町の時計屋さんに外国産時計の修理部品が入らなくなっている問題で、宮本たけしFacebook衆院議員は1月10日、和歌山県時計貴金属眼鏡商業協同組合(山田稔理事長)と懇談しました。奥村規子Facebook県議、加藤直人Facebook県議予定候補が同席しました。
 山田理事長は、オメガやロンジンなど多数のブランド時計を扱うスイスのスウォッチ・グループの日本法人が、数年前から時計店に修理部品を卸さなくなったため、これまでのように時計店で修理できない場合が多くなっている現状を説明。修理でメーカーに送った場合、「電池交換に出したら、オーバーホールもしたほうがよいと必ずいってくる。断ると、電池交換もしてくれない」、「電池交換に1ヵ月もかかった」、「オーバーホールの値段は、メーカーに届くまで概算すら言わず、高くて断るとキャンセル料をとる」など実態が紹介されました。
 参加した組合員らは、「修理を独占化して値上げし、お客さんが困っている」、「時計修理は国家資格です。修理部品を卸さず、仕事をさせないなら技術の継承も後継者もいなくなる」、「市場を開拓させるだけ開拓させ、それを取り上げる」など怒りの声をあげました。
 宮本氏は、監督行政に改善指導を強めるよう協力してほしいという要望に、「誇りを持って仕事をされていることがよくわかった。検討して改善に向けてがんばりたい」と答えました。

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