ブラック企業許さない 37事業所で労基法違反 中村和歌山市議が本会議質問

                                                                                       2015
34
 和歌山市議会本会議一般質問で日本共産党の中村あさと市議は3月4日、ブラック企業や防災対策で市の姿勢をただしました。
 中村市議は、和歌山労働局が重点監督を実施した44事業所のうち37事業所で労働基準法違反があったと指摘。安倍政権がすすめる雇用破壊のもと、和歌山市における過重労働の実態を明らかにするとともに、ブラック企業を許すなと訴えました。
 豊田勝彦まちづくり局長は、市の相談窓口に「最低賃金が守られていない」、「年に2日しか休みがない」など、深刻な実態が寄せられたと報告。尾花正啓市長は、「こうした企業は一社も許さないという思いを持って取り組みをすすめる」と答弁しました。
 中村市議は、「開発が優先される一方で、災害政策は極めて不十分なものにとどまってきた」と指摘。街づくりの段階から対策が必要だと強調するとともに、さまざまな角度からの詳細なデータによる防災対策を市民に知らせるよう提案しました。
 山田丘危機管理局長は、「情報提供の充実について、関係部局と調整し市ホームページなどへの掲載を検討する」としました。

    日本共産党和歌山県委員会HOME