軍事パレードに抗議 美浜町で
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 和歌山県美浜町の陸上自衛隊和歌山駐屯地は5月31日、創立53周年の軍事パレードを実施しました。「美浜町軍事パレード・水際地雷訓練反対連絡会」は同日、同町内で反対デモをおこないました。
 会場となった煙樹ヶ浜(えんじゅがはま)は、水際地雷を海岸に敷設する軍事訓練が恒常的に実施されている全国で唯一の県立自然公園です。この日、市民憩いの場であるキャンプ場に観閲台をつくり、自衛隊音楽隊が演奏するなか、軍事車両の行進に自衛隊幹部が敬礼を返すという観閲式形式で「災害派遣行進」を行いました。(写真)
  
 デモ出発前の集会で反対連絡会の谷口幸男代表は、煙樹ヶ浜での軍事訓練に福岡や茨城の部隊も来るなど訓練がエスカレートしていることを指摘。完全武装での街中での行軍や、駐屯地が中学校の卒業体験学習の場になり、入隊5年以内の隊員がスクールリクルーターとして学校訪問するなどの事態を示し、「新ガイドライン、戦争法案のもと、さらに軍事訓練の強化が予想される。運動を強めよう」とよびかけました。
 和歌山県平和委員会の里崎正Facebook事務局長が連帯あいさつし、「美浜の自然を守る会」の谷岡元武氏が、美しい浜に軍事パレードも軍事訓練もいらないと訴えました。

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