和歌山市で 「平和のための戦争展」
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 「2015平和のための戦争展わかやま」 が8月1、2日の両日、和歌山市で開かれました。
 戦後70年企画でパントマイミストの松井朝子さんが記念講演。松井さんの祖父は、1946年の第1回日本共産党和歌山地方委員会準備会に参加した北川宗蔵氏です。北川氏は、和歌山高等商業学校(現和歌山大学経済学部)教授だったとき治安維持法で逮捕・起訴され、1年7ヵ月の投獄を経て敗戦により出獄。戦後も和大教授として活躍しましたが、49歳の若さで亡くなりました。
 松井さんは、母で絵本作家のまついのりこさんが北川氏を語ったエッセーを朗読し、「母や祖母から戦争の話を聞いてきました。引き継ぐのは私たちです。平和の中で受けた生きる喜びを伝えることではないでしょうか」とよびかけました。講演後、まついさんのパントマイムに参加者は魅了されました。
 和歌山大空襲や、原爆と人間写真展、戦前の国定教科書・戦争に抵抗した人々などの展示企画に、多くの市民が見入っていました。子どもを連れた女性(42歳)は、「戦争、それに原発が心配です。子どもたちの未来のためにやめてほしい」と話しました。

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