看護師として
看護師として希望に燃えて働きだした医療現場で坂口さんは、その過酷さに「こんなはずではなかった」の思いをつのらせました。わずかな人数での夜勤。鳴り続けるナースコール。患者さんに一口のお茶を飲ませてあげることもできないほど追い立てられました。連続勤務でフラフラの医師。あまりに安い給料のため働き続けることができない介護職員。どこを向いても深刻な人手不足で、いつ医療事故が起きてもおかしくない状況です。
坂口さんは看護師増やせと、ナースウェーブ行動への参加や、県民主医療機関労組委員長として運動の先頭に立ち続けました。
勤務先だった和歌山生協病院が無料低額診療を始めたとき、コンビニで倒れた青年が救急車で運び込まれました。脱水と栄養失調でした。所持金200円。車での寝泊まり。すでに職場を退職し、予定候補者として活動を始めていた坂口さんは、20代の青年をここまで追い詰めた政治に強い怒りを覚えました。「政治を変えなければいけない」。平和も暮らしも壊す安倍政権打倒の思いがいよいよ強まります。
母親として
現在、中学生の母親である坂口さんは、「子育てできびしかったのは、小学生になったときでした。それまでは院内保育もあり、なんとかなりました。学童保育は当時、小学校3年まで。時間も短く、一時、パート勤務に移らざるを得ませんでした」と振り返ります。県や和歌山市との交渉で学童保育の延長を訴え、改善されました。
和歌山市は子どもの医療費無料が外来については就学前までです。お母さんたちと集めた署名は短期間で4万6,624に達し、尾花正啓市長は日本共産党市議の質問に「(拡充を)なんとか実施したい。10月に策定する和歌山市版総合戦略計画の中で結論を出したい」と答えました。
坂口さんは「戦争法案で、これまで声を上げることがなかった人たちが『いても立ってもいられない』と行動しています。アベ政治と正面から対決する日本共産党への期待の大きさを実感する日々です」とのべ、比例区での大門みきしFacebook
twitter参院議員の再選と、和歌山選挙区での自身の必勝のため、全力をあげる決意を表明しました。
和歌山・川崎正純Facebook
日本共産党和歌山県委員会HOME