産廃計画に反対決議
     滝畑 最終処分場 和歌山市議会が採択
                                                     20151214
 和歌山市議会は12月14日、和歌山市滝畑に計画されている民間産業廃棄物最終処分場の建設に反対する決議を賛成多数で採択しました。
 計画は和歌山と大阪の府県境、和泉山脈北部の山林に11ヘクタール、230万立方メートルという巨大な安定型最終処分場を建設するというもので、地元の滝畑自治会や山口地区連合自治会の住民らが建設に反対。これまでに、約14万5000人分の署名を和歌山市に提出しています。
 今回の決議は、山口地区連合自治会の請願にもとづくもので和歌山市議38人中、日本共産党市議団5人含む30人が提出者に名前を連ねました。
 決議は、産業廃棄物により飲料水や農業用水などに利用されている貴重な水の水源地が汚染される恐れがあると指摘。脆弱(ぜいじゃく)な地盤の上に構造物を建設することは斜面崩壊や土砂災害を誘発するおそれがあることや、計画地が中央構造線活断層の直下型地震の震源地に位置していて地殻変動により汚染水が流出すれば原状回復が極めて困難なことを告発し、処分場建設に反対しました。

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