子どもの貧困シンポを開く 和歌山大ゼミ
      家でごはんを食べられず、万引き
                                                     2016214
 和歌山大学教育学部の谷口ゼミ(谷口和美准教授)が主催するシンポジウム「貧困について考えよう」が2月14日、和歌山大学で開かれました。
 ゼミ生らは、子どもの貧困率が16.3%となっている状況やその背景にある親の就労の問題、教育予算や社会保障の削減など、学習してきた内容について報告しました。
 和歌山市内の小学校教諭は、「児童が家でごはんが食べられず、給食のない夏休みの最終日、おにぎりとお茶を万引きした」と発言。子どもが同じ服を着続けたり大人の服を着たりするなど、貧困や虐待のあらわれに、その生活を把握する努力をしているとのべました。
 日本共産党の南畑幸代市議は、和歌山市の就学援助の支給額が他市と比べ低いことや子育て世代の強い要求である子ども医療費無料化の拡大がなかなか進まないと指摘。また、子どもたちに無料学習支援と夕食の提供をしている子どもの生活支援ネットワーク「こ・はうすFacebook」の活動について、ボランティアで参加している学生が報告しました。

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