和歌山市で 中学生まで医療費無料に
      南畑・松坂両市議 「運動の成果」
    
            予算案を報告する(正面左から)南畑、松坂両市議=和歌山市
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 活気ある住みよい和歌山市をつくる会と国民要求実現和歌山市大運動実行委員会は2月23日、和歌山市政学習・懇談会を実施し、和歌山市の「こども医療費助成制度」が中学校卒業まで拡大されたことが報告されました。
 子どもの医療費では、「子どもの医療費助成制度の拡充をめざす連絡会わかやま」が昨年6月、短期間で集めた署名4万6,624人分を市に提出するなど大きな運動に広がりました。
 予算案について報告した日本共産党の南畑幸代松坂美知子Facebook両市譲は、「私たちの念願だった中学校卒業までの子どもの医療費無料化が実現した」と運動の成果を強調。昨年4月から入院のみ中学校卒業まで広がった同制度が、さらに予算案で通院も含めて中学校卒業まで広がったことを報告しました(8月実施、扶養人数1人のとき所得制限570万円など)。通院について現行制度は小学校就学前までです。
 来年度予算について参加者から、第3子以降の幼児教育や保育料が完全無償化したものの「院内保育所などが対象外になった。県の同様の制度は対象なのに残念だ」など問題点が指摘されました。また、下水道事業が特別会計から企業会計に2018年度での移行をめざしていることについて、「独立採算になり一般会計から繰り入れできなくなる。値上げや人員削減につながるのではないか」と懸念を表明。保育所民営化や学校給食の民間委託など財政削減ありきですすめられている行財政改革を批判し、「長期総合計画は必ず行財政改革とセットでつくられる。今年、計画策定が予定されている。市民負担増・サービス削減を盛り込ませない運動が必要だ」と訴えられました。

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