南海の無人駅に不安
    坂口参院和歌山選挙区予定候補、
    わたなべ参院大阪選挙区予定候補ら要望
      
           要望書を提出する、わたなべ、坂口両予定候補ら=大阪市
                                                   2016
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 日本共産党国会議員団近畿ブロック事務所党大阪府委員会・和歌山県委員会は3月29日、大阪市の南海電気鉄道の本社を訪れ、無人駅をなくし駅の利便・安全性を求める要望書を提出し、懇談しました。大阪、和歌山の南海沿線自治体の地方議員らと、坂口多美子 Facebook twitter(和歌山)、わたなべ結 Facebook twitter youtube(大阪)の両参院選挙区予定候補が参加しました。
 南海各線は終日無人駅が33%で、一部時間帯無人を含めると半数を超えています。
 冒頭、わたなべ氏は、1日の乗降人数が8,000人を超える駅でも無人化されていることの異常性を指摘。「利用者は不安を広げている。要望を真摯(しんし)に受けとめ、誠意ある対応を」と求めました。
 参加者は「改札機の不具合で入退出ができず、他駅からかけつける駅員を待っている間に電車に乗り遅れた」、「ベビーカーがドアに挟まれたまま電車が出発し、そのままひきずられて母親がけがをした」など、無人駅で起きている事故などの実態を紹介。有人化に転換するよう求めました。
 担当者は「現時点では、新たに無人駅を増やす予定はない」と回答。また「(利用者に)ご不便をおかけしているのは否めない」とする一方で、安全対策を実施しているので無人駅でも安全だとの認識を示しました。
 利便性についても要望。全駅へのトイレ紙の設置や、「男女共用のトイレを別々に改善してほしい」などの意見がだされました。
 坂口氏は「駅を安全、安心に使えることは誰しもの願いです。住民の声を真摯に受け止めて、公共交通機関の責任、企業の社会的責任を果たしていただきたい」と求めました。

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