和歌山で野党統一候補
   市民・共産・社民 ゆら氏と政策協定 坂口氏は比例に
          
 
            会見する、ゆら氏(中央)ら=和歌山県庁内
                                                     2016518
 「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合わかやま」(代表=豊田泰史弁護士)は5月18日、市民連合が参院和歌山選挙区に擁立した元和歌山弁護士会会長の、ゆら登信(たかのぶ)氏(63歳・無所属・新人)を日本共産党と社民党が推薦したと発表しました。
 ゆら氏と市民連合、共産、社民両党は、①安保関連法の廃止②集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回③日本の政治に立憲主義と民主主義を取り戻す―の3項目で政策協定を締結しました。
 県庁内で会見した豊田氏は、生活の党からも推薦の連絡があったと紹介し、「民進党には候補者を降ろす大きな決断をしてもらった。ゆらさんが事実上の野党統一候補になった。民進党にはひきつづき推薦を依頼していく」とのべました。日本共産党の下角力(Facebook)県委員長は、選挙区予定候補だった坂口多美子(Facebook twitter)氏を4月27日に参院比例予定に変更するなど統一候補づくりに協力するなか推薦に至った経過を報告しました。
 ゆら氏は、戦争する国づくりを進める安倍自公政権を倒すため全力を挙げる決意を表明。民進党県連代表の岸本周平衆院議員とも会い、政策的助言や候補者としての立ち居振る舞いまで助言してもらったことを紹介し、事実上の野党統一候補になったことに「各党にお礼を申し上げたい」とのべました。
 同選挙区では、ゆら氏のほか、自民現職、諸派新人が立候補を表明。選挙戦は、ゆら氏と自民現職との一騎打ちの様相です。

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