デフレ解決賃上げで
       御坊  大門参院議員囲み経済懇談
          地方つぶすアベノミクスを批判
  
                    講演する大門参院議員=御坊市            2016
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 和歌山県の日本共産党日高郡市委員会と党日高地方議員団は8月26日、大門みきし(Facebook twitter)参院議員を迎え「経済こんだん会in御坊」を御坊市で開きました。
 冒頭、西岡佳奈子(Facebook)日高町議が、減り続ける日高地方の住民所得や、上昇する御坊市の就学援助率、和歌山県の子どもの貧困率が全国9番目など、アベノミクスによる地方経済破壊を告発しました。
 大門氏は、この20年の経済について、賃下げ・雇用破壊により買う力がなくなって物が売れない→物価が下がる→さらに賃下げという経済の悪循環をつくったと指摘。「景気の悪化、経済の縮小であるデフレを解決するには賃金を上げるしかないのに、安倍首相は金融政策で無理やりインフレにしようとした」とアベノミクスを批判しました。
 さらに人為的な円安、株高で大企業・大金持ちだけがもうかり、庶民は賃金が下がるのに物価が上がったことなどを示し、「大企業と中小企業の格差、大金持ちと庶民の格差が広がったのがアベノミクス」と指摘しました。また大門氏は、「社会保障の充実は経済の発展につながる」と強調し、日本の政治転換を訴えました。
 会場から国の莫大(ばくだい)な借金や財界の政策など次々質問が出され、大門氏は「増税で借金を返した国はない。景気をよくすることで借金をなくすのが王道だ」などと答えました。

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