カジノ誘致許さない 和歌山市で緊急トーク集会
  
                        講演する由良弁護士=和歌山市
                                                     2017
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 「カジノで観光・まちづくり?ちょっと、おかしいんとちゃうか!緊急トーク集会」(同実行委員会主催)が3月13日、和歌山市で開かれました。
 開会あいさつで「クレジット・サラ金被害をなくす会あざみの会」の畑中正好氏は、カジノ誘致で尾花正啓市長が推進表明したことを批判。カジノを許すなと訴えました。
 講演した由良登信弁護士は、カジノ法成立を「自・公・維新で突破した。社会の風俗を害するものをわずか5時間33分の審議で強行した」と批判。賭博の違法性を刑法に基づき説明し「カジノ法に基づくIR(統合型リゾート)は賭博でもうけることによって成り立つ構造だ」と指摘するとともに、536万人もギャンブル依存症患者がいるのにカジノをつくるのかと、運動強化を訴えました。
 参加者トークで、日本共産党の森下佐知子市議が自民系会派や公明党が誘致推進で代表質問した市議会の状況を報告し、教育関係者は「みんな誘致のことを知らない。知らせることが大切だ」と指摘。また「下請けさんがパチンコで借金をつくり家族を残し自殺した。こういう人をもっと増やすことになる」など、依存症の怖さが次々紹介されました。

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