日中不再戦の集い 海南 戦争体験聞く会も
         
                   平和の塔に献水する参加者ら=海南市
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 日中友好協会和歌山県連合会と同海南支部は8月15日、和歌山県海南市にある「日中両国平和の塔」前で「日中不再戦の集い」を開きました。
 黙とうの後、参加者らが塔に献水。あいさつした幡川文彦海南支部長は日本が中国に全面的な侵略を開始した盧溝橋(ろこうきょう)事件から80年にあたることを紹介し、「時の流れはいかにあろうとも人民の思いは消えない」と平和を訴えました。橋本武人(たけんど)県連理事長は、安倍政権の戦争する国づくりを批判し、平和運動の前進を訴えました。来賓あいさつした日本共産党の雑賀光夫(blog Facebook)県議は、北朝鮮とアメリカが互いにどう喝し緊張が高まっていることを批判し、「直接対話せよ」と訴えるとともに、今年、国連会議で核兵器禁止条約が採択されたことを紹介し、戦争を許さず核兵器禁止条約に署名する政府をつくろうとよびかけました。
 式典後、戦争体験を聞く会が開かれ、海南市在住の大松宏さん(88歳)が、現在ユニバーサルスタジオジャパンになっている軍需工場で働いた体験を報告。広島に原爆が投下されたとき「明日から光を反射する白い服に変えろ」と命令されたことをふりかえり、「配給制で布もないのにむちゃを言う。国とは勝手なもの。いまと変わらない」と批判しました。

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