浸水で米廃棄、家財が全滅
    紀の川市・台風21号被害 宮本衆議員が調査
        
                     被害を聞く宮本氏(左から2人目)=紀の川市
                                                     2017
114
 日本共産党の宮本岳志(Facebook)衆院議員は11月4日、台風21号で1人が亡くなるなど大きな被害を出した和歌山県紀の川市で住民から被害状況を聞きとりました。
 同市責志川町では農家の男性が「これから水に漬かった米を捨てにいくところ。コンバインも乾燥機もダメになった。58歳だがこんなに漬かったのは初めてだ」とのべ、建設業をする家の女性は「あっという間に水がきた。仕事場もむちゃくちゃ」と嘆きました。
 同市桃山町では平屋の市営住宅が屋根の手前まで浸水し、住民らは避難先からまだ戻れていません。後片付けに追われていた近くの女性は「水がどんどんきて表から出られないので、子どもを裏から、はしごをかけて神社に逃がした。市営住宅は屋根しか見えなかった」と恐怖を語り、別の女性は「1階は家財いっさいが全滅。もとの生活にもどるのにどれだけかかるか分からない」と話しました。土日の休みもなく作業をする市職員は「見てきたことをそのまま国会で言ってほしい」と宮本氏に願いを託しました。


 被災者支援急げ 党市議と奥村県議が行動
   紀の川市 

         
             紀の川市へ申し入れる日本共産党市議団と奥村県議
 日本共産党の石井ただし、中村まき(Facebook)両紀の川市議と、かど真一郎(Facebook)紀の川市委員長は11月2日、紀の川市に台風21号被害への迅速な対応を求める申し入れを行いました。奥村規子(Facebook)県議も同席しました。
 紀の川市では台風21号により、土砂崩れで1人が死亡、紀の川の水位があがったことで、貴志川周辺の貴志川町丸栖、桃山町調月地区などで浸水し、住宅では床上浸水148戸、床下浸水108戸などの大きな被害がでました。
申し入れでは、被害の検証と災害防止の抜本対策、救援募金、罹災(りさい)証明のすみやかな発行と活用できる救済策の周知、国保税や固定資産税、介護保険料などの減額措置を早くおこなうこと、市の災害見舞金の大幅引き上げなどを求めました。
 林信良副市長は、何度も浸水被害を出している地域であり、紀の川の狭窄部対策が必要、市がポンプ車を購入したがとうてい対応できない、国の紀の川河川改修の促進を強く求めているところ、と述べました。また市職員が被災家庭をすべて訪問し、被害状況をつかんでおり、罹災証明は支所に申請してもらえば、そのデータですぐに発行できる、税や保険料などの減免については近く決めると応えました。
 また市議らは、農地に流れ込んだワラの処分に困っている問題などで、市の具体的対応を求めました。


  橋本市 
     
               橋本市学文路の浸水現場をみる奥村県議と高本市議ら

 日本共産党の阪本久代(Facebook)、高本勝次両橋本市議と奥村規子県議は11月2日、橋本市で台風21号の被害状況や市の対応を聞きました。
 橋本市では全壊3戸、床上浸水101戸、床下浸水64戸などの被害が出ました。紀の川の水位が上がり、流れ込む川の樋門を閉めたものの、ポンプによる排水ができず、大きな浸水被害がおきたものです。
 橋本市は国に対して、紀の川の河川改修とポンプ設置を国に要望。市職員が被害調査し、罹災証明を早く発行できるよう、返信封筒に入れて申請書を配布していると述べました。罹災証明の発行とあわせ、被災された人への介護保険料、固定資産税、国保税の減免など支援制度のお知らせを配布するとしています。 

    日本共産党和歌山県委員会HOME