核のゴミ捨て場にするな 田辺市で講演会
  
                              講演する吉原氏=田辺市
                                                     2018
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 「『原発ゼロ』と『核のゴミ』を考える会」は2月23日、和歌山県田辺市で、原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟の吉原毅会長(城南信用金庫顧問)を招いた講演会を開きました。
 田辺市と隣接する白浜町には、関西電力が原子力発電所をつくろうとした土地をいまだに所有。昨年12月の同町議会で日本共産党の丸本安高町議が、原子力発電所から出る使用済み核燃料を保管する中間貯蔵施設の受け入れ拒否を明言するよう求めたのに対し、井澗誠町長が明確な答弁を避けるなどするなか、和歌山に「核のゴミ」が来るのではないかという不安が県民の間に広がっています。
 吉原氏は「私はかつて、原発は絶対安全だと思っていた。3.11で地域社会そのものが消えてしまうことがわかった」と原発の危険性を告発。「政治家も自民党から共産党まで、最近自民党は少ないが、環境問題に意識の高い人々と連携しながら運動をすすめてきた。即時原発ゼロこそ現実的提案だ」と訴えました。
 参加者は「原発を拒み続けた和歌山に核のゴミの持ち込みは拒否します」などと訴える宣言を採択しました。

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