激戦  統一地方選 
                                                      201881
 「日本共産党の風を津々浦々に吹かせ、地方から政治を変えよう」と近畿各府県の日本共産党は来年に迫った参院選・統一地方選で勝利・躍進をめざします。地方選の選挙区を舞台にした激戦模様を追います。

 共産党2議席回復めざす
  和歌山県議選和歌山市区(定数15)
  奥村 規子 予定候補(67歳・現職)
  松坂美知子 予定候補(61歳・新人)
   
      山下副委員長(中)から激励を受ける奥村(右)、松坂(左)の両氏=和歌山市
 和歌山県議選和歌山市区(定数15)で日本共産党は、奥村規子(Facebook)県議と松坂美知子(Facebook)氏(現和歌山市議)が8年前に失った2議席回復をめざします。
 同選挙区は日本共産党2予定候補のほか、現職予定候補が自民党6、公明党3、旧民主党議員などでつくる改新クラブ4、維新の党で当選し離党した無所属議員の会1。加えて、自民党の和歌山市議が県議選立候補を公言し、公明党も1議席増の4議席をめざす話があり、維新も和歌山市議の立候補がとりざたされるなど、大激戦が予想されます。
 カジノいらない
 6月県議会では、カジノ誘致をめぐり、日本共産党、自民党、公明党が質問をしましたが、「和歌山市にカジノはいらない」と迫ったのは日本共産党だけでした。「カジノは悪いことだと思わない」「賭け事にお金を使うことが絶対に悪だとは思わない」と持論を展開する仁坂吉伸知事に、奥村県議は「カジノに頼らないまちづくりをすすめるべきだ」と追及。国でも地方でも自民党政治に正面から対決する日本共産党の論戦が際立ちました。
 松坂氏は近年寄せられる生活相談で「国保や税金の滞納の相談が多く、中身が深刻化している」と指摘。納付相談とは名ばかりの差し押さえをちらつかせる市の強引な取り立てに「生活実態を見ていない」と怒ります。国保の県単位化に際し県は、保険料低減のための市町村繰り入れをなくし、滞納整理のため地方税回収機構への職員派遣や研修会を強めるとしています。今の事態をいっそう深刻化しかねない状況に、日本共産党の議席増が求められています。
 市民の生の要求
 ひざを交えて話し合う「日本共産党を語るつどい」では市民の生の要求が出ます。友ヶ島行き船乗り場の老朽化トイレ改善は奥村県議の参加したつどいで出されたものです。松坂市議が参加した「子育てカフェ」では、「今は保活(子どもを保育所に入れるための活動)戦争や。家庭崩壊しないか心配。入所させたい時に入れない」という深刻な声が寄せられました。
 カジノや環境破壊の巨大太陽光発電計画、医療・介護、子育てなど問題山積みの和歌山市区で日本共産党の2議席に期待が高まります。
(和歌山県・川崎正純)

    日本共産党和歌山県委員会HOME