身近で頼れる市役所に
    共産党田辺市議団 移転問題で市民集会
    
                             報告する前田市議=田辺市
                                                     2018922
 和歌山県の田辺市役所の移転問題で日本共産党田辺市議団は9月22日、「市民に寄りそい費用も節約できる市庁舎整備の提案―報告と懇談の市民集会」を田辺市で開きました。
 南海トラフ地震による巨大津波が予想されるなか、海岸沿いの現市役所の高台移転計画がすすめられています。市の計画は、県内大手スーパー「オークワ」の複合店「オーシティ」への移転ですが、新庁舎82億3000万円や用地取得、建物撤去などの費用だけでなく、オークワ移転先の店舗や立体駐車場の建設費14億円まで含む計122億1000万円という巨額なものです。さらに、オーシティが現在も営業中のため、新店舗ができてからしか現店舗を解体できず整備期間もかかります。
 共産党市議団の提案は、旧市内7ヵ所程度の公民館などを改修して行政局とし市役所窓口の機能を持たせば、身近で頼れる市役所となり、建設費用も安く、地元業者の仕事もできるというものです。
 前田佳世(Facebook)市議は、市民の意見を聞かないまま、議会にもまともに問わずに移転地が決まった経過を「非民主的」と批判。共産党市議団の提案を説明した川崎五一市議は「この整備手法であればすぐにでも着手可能で、本庁舎も早期整備が可能」と強調し、久保浩二(Facebook)市議は「田辺市を根本から変えていくたたかいが必要だ」と運動の発展を訴えました。参加者から「大宣伝をしよう」などさまざまな意見が出されました。

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