県知事選挙で泉としたか氏が大健闘
「つくる会」が声明を発表

県知事選挙の結果について

ゆたかで住みよい和歌山県をつくる会  


談合不正の一掃を最大の争点にたたかわれた県知事選挙が17日投票され、「ゆたかで住みよい和歌山県をつくる会」の泉としたか候補(日本共産党推薦)は90,680票(得票率31・66%)を獲得しましたが、当選にはいたりませんでした。談合不正のない、県民のくらし・福祉応援の県政実現を願って、泉候補をご支持いただいた有権者のみなさんにあつくお礼を申し上げます。
 泉候補の得票は、前回(04年=57,257票)より33,408票増、得票率(同=18・29%)で13・37ポイント増でした。また、これまでの「県つくる会」候補のなかで得票数、得票率とも過去最高であり、談合県政への怒り、泉候補への期待の大きさを示してものでした。
 また、04年参院選の比例票でみると、推薦政党の基礎的な力関係では、自民・公明対日本共産党の得票数は6対1の関係でしたが、泉候補が3分の1(2対1)近い得票率を得たことは、党派を超えての泉候補への支持の広がりをあらわしています。

 自民党・公明党が推した仁坂吉伸候補の得票は、当選した知事としては初めて20万票を下まわりました。このことは、自民党、公明党が6年前、2年前の知事選挙で逮捕された木村前知事を推したことへの反省もせず、再び中央官僚を連れてきたことへの批判の強さ、また、仁坂候補が談合事件と関わりの深い建設業協会から推薦され、談合不正の一掃にむけた具体策を明らかにしなかったことへの批判の強さを表したものです。投票率が35・21%と過去最低となったことは、談合県政への批判の大きさを示したものといえます。
 知事選挙で勝利することが出来なかったものの、談合をなくせば県民のくらしや福祉にお金を回して、県独自に社会保障を充実させることが出来るとの泉候補と「つくる会」の訴えには、広範な県民の共感が寄せられました。私たちは、選挙戦でかかげた公約実現にむけて、今後とも全力をつくすものです。
                           2006年12月18日



県知事選挙に泉としたかさん
ゆたかで住みよい和歌山県をつくる会
(11月15日)

記者会見する泉としたか氏(中央) 「ゆたかで住みよい和歌山県をつくる会」は15日、談合事件での木村良樹知事の辞任表明に伴う県知事選挙に、同会筆頭代表委員の泉敏孝氏(69)=日本共産党推薦=を擁立し、知事選をたたかうと発表しました。
 2004年知事選に続き2度目の立候補となる泉氏は会見で、談合事件が県政トップを巻き込んだ官製談合に発展したことについて「前回知事選で、日本共産党を除くオール与党と、このたびの官製談合にかかわったゼネコンや地元建設業者、仲介業者などの後押しで当選した木村知事と唯一対決した当事者として、今回の県民を裏切った行為は許せない」ときびしく批判。「今、県政に求められているのは、談合事件の全容解明とともに二度と談合させない制度をつくること」とのべ、入札制度改善などを提案するとともに「トップの知事が、不正を許さない毅然たる態度を貫くことが求められている」と強調。「行政と企業の癒着を断ち切らない限り、またオール与党との無節操な関係を清算しない限り、知事の顔が変わっても、県政の刷新は望めない」と訴えました。
 泉氏は、04年の1億円以上の工事69件の平均落札率が談合価格とよばれる96%であり、これが80%であれば35億円の節約できると紹介。談合の横行を許した木村知事とともに、知事を支持・応援したオール与党の政治責任を追及。「行政のあり方とともに県議会のあり方についても検証する必要がある」と強調しました。
 泉氏は、企業いいなりに税金を60億円もつぎ込み誘致したカゴメのトマト菜園が無残に失敗したことを指摘。「特定企業優先の政治にメスを入れ、憲法・教育基本法の改悪に反対する意思を明確にし、県民いじめの県政を暖かい県政に変えるため全力を尽くします」と決意表明しました。


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