たいひらめだけがじゃない!

一般的にはあまりお目にかかれないけど美味しい、姿からは想像できない味・・・
と、いう魚を特集しました。  題して・・・

   「食用珍魚」(しょくようちんぎょ)   フサカサゴ

ごっこ(ホテイウオ)「ホテイウオ属」だんごうお科
学名:Aptocyclus ventricosus (英) Smooth lumpsucker

三崎・若狭湾以北。オホーツク、ベーリング海、カナダのブリティッシュコロンビアまでに分布。
体はふくらみ柔軟。後方で旧に側扁。頭は大きい。眼隔(がんかく)域は広く平坦。
前後の鼻孔に太くて短い鼻管がある。上がく後端は眼の前縁下に達しない。両がくに円すい歯。

   

2匹並んでますが、なんせヨレヨレなので…      丸ごと熱湯をかけるとビシッ!プルルン!と変身だ〜

腹吸盤は円形。胸びれ基底は長く、下部軟条は肥厚する。皮膚は円滑。
オスの皮膚は厚く、腹吸盤も大きい。体色はオリーブ色。黒褐色斑紋と黒色点が散在。腹部は黒い。

メスの場合、体のほとんどが卵巣       切り刻まれてこんな感じです。

@とにかくヨレヨレのクタクタなんで、ボウルに入れて上から熱湯をかけます。
     Aお尻から包丁を入れて、内臓と卵巣をとる。
     B食べ易い大きさに切る。
      こりゃまあ、あんこうの小型のような魚ですわ。同じ北方魚族の「かじか類」にも似てる。
     Cお鍋に昆布を入れて熱湯を用意、
       最初に卵巣をいれて(白く濁ります)、しばらく煮る。
       再沸騰したころに身をいれて約40分くらい煮る。
       この時、こまめにアクをとる。ただひたすらアクとの戦い。
     D茹で汁が透明になってきたら、いよいよ味付だ。
       (この段階でポン酢で食ってもあっさりして関西風だな)
     E豆腐、白葱などお好みの野菜をいれて、最後にお味噌を溶かして、ひと煮立ちしたらできあがり〜
     
     全身ゼラチンのような魚なんで、バクバク食べられます。
     40分以上火が入ってますので、骨まで柔らかくて、小骨なんか気になりませんで。

      いや〜温まる温まるぅ〜 もう気分は北海道じゃ〜