たいひらめだけがじゃない!

一般的にはあまりお目にかかれないけど美味しい、姿からは想像できない味・・・
と、いう魚を特集しました。  題して・・・

   「食用珍魚」(しょくようちんぎょ)カサゴ3種

メンメ(キチジ) 「キチジ属」ふさかさご科 
学名:Sebastolobus macrochir (英)Bighand thornykead

 トゲが痛い顔・・・

駿河湾以北、千島、樺太に分布。体は長卵形で、側扁。頭部の各種のトゲは強くて鋭い。
口は大きい。上がく後端は目の中央下に達する。口がい骨に歯がある。胸びれ後縁に深い
欠刻があり、下半部の5〜6軟条は肥厚し延長する。
 

体色は朱赤色。背びれ中央に大きい黒色斑が1個。体長30cm。大陸棚斜面の岩礁性海底に多い。

2枚おろしの図。腹の内側が黒いのは、「たら」「ムツ」「アカムツ」等と同じで
「美味い魚」の証拠ですね。

地方名:アカジ、アスナロ、キンキン、コアカジ、メイメイセン
☆北海道東部では「メンメ」と呼ぶらしい。紀州でも市場に送られてきた箱には「メンメ」と
 書かれていました。

関西ではあまり馴染みないですが、関東ではポピュラーな超高級魚です。
     煮付け、干物、また鮮度が良ければ刺身もOK!
     脂が乗っていて、美味いんですが、値段が高過ぎて難儀な魚ですね。