皮むき作業が、大仕事。
油断するとトゲが指にグサッ!痛っ!
こうなったら意地でも食ってやるど!

たいひらめだけがじゃない!

一般的にはあまりお目にかかれないけど美味しい、姿からは想像できない味・・・
と、いう魚を特集しました。  題して・・・

        「食用珍魚」(しょくようちんぎょ) たけうつぼ

ねずみふぐ「ハリセンボン属」はりせんぼん科

学名:Diodon hystrix Linnaeus (英) Porcupinefish

今回の「ネズミフグ」は愛媛の吉田俊司さんが冷凍保存していたのを譲っていただきました。
3.5キロ以上の超大物。吉田俊司さん、貴重な魚をありがとうございました。

   

和歌山県以南。世界中の熱帯域に分布。体は多数の可動性の長いトゲでおおわれる。
しりびれの後縁はせつ形。尾柄(びへい)は長く、尾びれ後縁は丸みを帯びる。

 

体色は褐色を帯び、背面は暗褐色。体側中央と背面に小さな黒色斑点が密布し、時には
背びれ、胸びれにも散在する。頭部下面の白色部に暗色の半円形の模様があるが、大きな
斑紋はない。体長40〜57cm。肉は食用となる。

地方名:イノーアバサー


     

 しかしさすがはカリスマ魚屋。初めてでも見事に解体新書!
 (実は沖縄の「かにさん」に調理法アドレスを教えてもらったのですが…)

 
左から卵巣、肝、手前が腸、頭、皮、骨、上身    自家製「アバサー汁もどき」

いちおう、初めてなので内臓は食べませんでした。
     無毒ということなので、サバフグの身を連想してましたが、なかなか歯ごたえが
     しっかりしていて、トラフグに近い食感でした。フグ特有の臭みもなく
     噛み締めると、結構味に深みがあって、こりゃ美味い!
     最後の「おじや」も美味かったです。