たいひらめだけがじゃない!

一般的にはあまりお目にかかれないけど美味しい、姿からは想像できない味・・・
と、いう魚を特集しました。  題して・・・

        「食用珍魚」(しょくようちんぎょ)つぎは「おじさん」

オオカミウオ「オオカミウオ属」おおかみうお科
学名:Anarhichas orientalis Pallas (英)Bering wolffish
この魚は羅臼の「知床倶楽部」の石見さんが送ってくださいました。

   
↑                                  ↑
鋭い、そしてぶっさいくな顔               煙草の箱で大きさ比較

北海道。オホーツク海、ベーリング海に分布。体高はやや高く、側扁。
頭部背縁は眼の後方でわずかにもりあがる。吻(ふん)端は鈍い。口は大きく
上がく骨後端は眼の後縁下をこえる。両がく前端に強い犬歯。
体色は褐色。体長1m。水深50〜100mの岩場の海底に生息。貝類、甲殻類を食べる。
産卵期は10〜11月。直径20cmくらいの卵塊を親が身体に巻いて保護する。

←例によって「解体新書?」

いやはや何とも、初めての体験で…とりあえず凍ったまま、背中の身を削り取って
     皮を剥いで「ルイベ」で試食。歯ごたえシャリシャリ、味は白身、臭いは胡瓜のような
     青くさい感じでした。
     いざ、3枚降ろしにしようと思い、解凍すると、茶色でヌルヌルの粘膜が〜タワシでこすっても
     これがなかなか落ちません。それどころか、5メートル四方くらいに強烈な臭いが発ちこめてNG。
     確かに食えなくはないけど・・・