たいひらめだけがじゃない!

一般的にはあまりお目にかかれないけど美味しい、姿からは想像できない味・・・
と、いう魚を特集しました。  題して・・・

   「食用珍魚」(しょくようちんぎょ)カナド

オキセミホウボウ「セミホウボウ属」せみほうぼう科
学名:Dactyloptena gilberti Snyder (英)Gilbert's flying gurnard

  ←かえるではありません。

南日本に分布。体は細長く、縦偏。下面は平坦。頭は幅広い。眼隔(がんかく)域は深くくぼみ、
幅広い。吻(ふん)域は短く、先端は丸く鈍い。口は小さく、下位。1対の後頭部のとげの間は浅く、
広いくぼみがある。胸びれは長くて大きい。うろこは骨質で隆起線をそなえ、後縁にきょ歯がある。
体色は赤色。体側に黒色斑点が散在。隊長25cm。

←トゲトゲ状のうろこで、触ると痛い!


←あ〜ん。←皮をむくとこんな感じ


こりゃまるで怪獣ですな。爬虫類の顔、クロコダイルばりの皮…いやはやまったく、
     こいつのスゴサは実物を目の当たりにするとびびりますぜ。
     ・・・それでもお味のほうはまずまずで、淡白な白身魚です。
     刺身で食ってみましたが、普通のホウボウに近いけど、歯ざわりがちょっとゴリゴリしてました。
     黙って出されて、これだ!とわかる人はまずいないでしょう!
     もっとも、口にする機会もないでしょうが・・・