たいひらめだけがじゃない!

一般的にはあまりお目にかかれないけど美味しい、姿からは想像できない味・・・
と、いう魚を特集しました。  題して・・・

        「食用珍魚」(しょくようちんぎょ)

ミシマオコゼ 「ミシマオコゼ属」みしまおこぜ科
学名 Uranoscopus japonicus Houttuyn (英)Japanese Stargazer

北海道北東部と南西諸島を除く日本の各地。黄海〜南シナ海に分布。
体は太く縦編、尾部へ向かい側編する。頭部背面と側面は骨板でおおわれる。
体色は褐色、上半部に暗褐色の網目状模様がある。

(地方名)エダアンコウ、オトコサカンボ、ガンコ、キハッカク、ムシマ、ムシマフグ

煮つけ、鍋ものに。身があまりにも固いので、油揚げと一緒に煮るとも言われる。(俗説)


   

アンコウ 「アンコウ属」あんこう科
学名 Lophiomus setigerus (英) Blackmouth goosefish

北海道以南。シナ海、西太平洋、インド洋に分布。頭は大きく扁平。
体と尾部は細く短い。体側に多数の皮弁。背びれを動かし、小魚を誘い捕食。
体色は灰褐色。腹膜は白く、黒褐色点が散在。

(地方名)アゴ、アゴウオ、アンコモチ、ハタアンゴ

「あんこう鍋」はあまりにも有名。地方によって「醤油味」、「味噌味」があるようです。
     鍋のほかにも「煮付け」や「からあげ」も美味。
「あんこの七つ道具」というのがあって、胃袋から卵巣、皮、エラにいたるまで
     食することができます。


                                         つぎの魚