2000/12/29(金) ルクソールフリー&西岸
午前中はフリータイムだった。目が覚めたのは早かったが、足が痛くてなかなか起きあがる気にならなかった。ベッドでガイドブックを読んでいた。そして歩いてミイラ博物館とスークへ行こうと決めた。疲れたら馬車に乗って帰ってこようと思った。お腹がすいてきたので7時半頃ようやく起きあがり、身支度をして朝食を食べに行った。内山さん家族のテーブルで一緒に食べさせてもらった。内山さん家族は70歳くらいの両親と30歳くらいの息子さんで名古屋から来られていた。年に2回くらい3人で海外旅行をされてるそうだ。若い頃から山登りが好きだそうで足腰は達者みたいである。お母さんに今日どうされるのかと聞いたら、ナイル川をぶらぶら歩こうと思っていると返事が返ってきた。逆に聞かれたのでミイラ博物館とスーク(市場)へ行こうと思っていると答えたら、一緒に行きませんかと誘われた。私も一人よりは心強く思えたので喜んで一緒に行くことを承諾した。10分後ロビーということで待ち合わせの約束をした。
道路を歩いていたら何回もタクシーや馬車に声をかけられた。途中、同じツアーの人達が貸し自転車の交渉をしていた。結局値段が折り合わなかったらしく彼らも歩いてきた。ホテル「ノヴォテル」があった。このホテルの入り口にはネットカフェの表示があった。豪華さはないがガイドブックによると高級の部類に入るらしい。だが見た感じ、高そうな感じはしない。ナイル川沿いを歩いて行った。風が気持ちよかった。歩道にはゴミが散らかっていたが、掃除をしている男性がいた。ミイラ博物館には9時5分前に着いた。入り口は地下だったので入ろうとしたら警官に止められた。川向こうに王家の谷が見えた。
9時になったのでミイラ博物館に入った。カメラ持ち込み料は10£Eだったが撮るつもりがなかったのでカメラは預けた。人間のミイラ一体と動物のミイラ一体、その他があった。部屋は一つ、こぢんまりとした博物館だった。あとでわかったが、カイロ博物館へ行くのなら、ここは省いてもよいだろう。
スークへ行った。観光客はほとんどいなかった。イスラムの休日、金曜日なのに開いている店はあった。バナナの屋台があったので一瞬買おうかと思ったがやめた。写真を撮っていたら一緒に入ってくれる人がいた。チップもせびりにこられなかった。なかなか面白い所だった。

水煙草を吸っている男達

スーク・香辛料の店


周りの人も笑ってました |
帰りにルクソール神殿をバックに写真を撮り、そこから馬車で帰ることにした。はじめ10$と言われたが4$でどうかと言い返したらそれでも10$と言うので無視して歩き始めた。背後で4$でいいという声がしたのでそこで立ち止まって乗った。乗ったはいいが馬はムチを打ったのでスピードを出して走り、馬車7台位抜いて行った。ホテルの前で馬車に乗った所を写真に撮ってもらった。それで約束の1$とチップを払った。帰ったら10時半だった。

ルクソール神殿

馬車に乗りました |
ホテル内でTシャツ、キーホルダーを買い、11時半に昼食を食べ、12時半に西岸観光に出かけた。
何年か前まではフェリーでしか西岸には渡れなかったらしいが新しくできた橋を渡って行った。ゴマやサトウキビなどの畑がしばらく続くと草が生えない土地に変わった。王家の谷だ。
早稲田大学の吉村作治教授と学生が毎年1,2月に来て泊まる早稲田ハウスがあった。王家の谷は暑かった。日差しは日本の夏と同じくらいだ。80年程前、ツタンカーメンの墓を発掘した人達は何年も来る日も来る日も発掘していた。一年中発掘していたのだろうか。夏は50℃以上になるらしいが。どうだったんだろう。ラムセス4世、ラムセス9世、ツタンカーメンの墓に入った。ツタンカーメンの墓は入った中では一番小さいが壁画の色は一番綺麗だった。特に金色が鮮やかだった。壁画の人物の頭が大きかったのが不思議だった。先に見た壁画はそうでもないのに。一番外側の棺があった。ツタンカーメンと王妃アンケセネーメン。彼女はここに矢車草の花束を置いたのだ。ツタンカーメンの墓の中では写真は撮れなかった。

ラムセス4世墓内

ラムセス4世墓壁画

ラムセス9世玄室天井、女性の手が妙に長い
下にコブラが見える

王家の谷

ツタンカーメン墓入り口

ガラベーヤ |
ハトシェプスト女王葬祭殿。97年11月にここで日本人を含む多数の人々が殺されるという事件が起こった。警官が大勢居るから大丈夫だと思うが事件の事を思ってしまう。周りを見上げると山があった。あの山から犯人達はやってきたのだろうか。テラスで乱射されたというが、隠れる所なんか全くないと思った。エジプトで初の女王で積極的に交易を行ったらしい。遠くの国の風景が壁画にあった。また女性だが、男性っぽい姿をした女王の壁画があった。男装の麗人というところだろうか。
メムノンの巨像。これは石のブロックを積んだ感じで大分風化もしていた。

ハトシェプスト女王葬祭殿

葬祭殿から |

家族と葬祭殿に来ていた少女

メムノンの巨像 |
大理石の店に連れて行かれ、手作りの大理石の花瓶に少し惹かれ、手にとったらしつこく勧められた。それは電灯にかざすと透けて綺麗だった。でも電灯にかざさないときは、よく見ると地味な感じがした。ツアーの人がもっと高くていかにも上等そうな花瓶を買ったのを見た後では、私が少し惹かれた花瓶は色あせて見えた。黒っぽいルビーのネックレスが安くて綺麗だったので買った。母の好みの色でもある。私でも母でも使えそうである。

大理石の店先で
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午後7時45分、カイロ行きの飛行機に乗った。
1$=113円 1£E=30円
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入場料 |
カメラ |
王家の谷(3つの墓で) |
20£E |
10£E×2 |
ツタンカーメン墓 |
40£E |
使えない |
ハトシェプスト女王葬祭殿 |
12£E |
10£E |
ミイラ博物館 |
20£E |
馬車(ルクソール神殿からホテル) |
1$(4人で4$)
バクシーシ1£E |
キーホルダー(10個買って1個おまけ) |
70£E |
Tシャツ4枚 |
60$ |
ルビーネックレス |
20$? |
スプライト |
5£E? |
スプライト |
5£E? |
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