マドリッド市内観光
17日。朝9時出発。ガイドは1日中、日本人の三木さん。滑舌よく説明してくれた。プラド美術館に行った。9時15分から10時半までガイドさんに案内されて見ていった。ストロボを使わなければ写真を撮ってもよいということで、ツアーの人達は撮りまくっていた。私もつられて特に有名なものは撮ったが、あとから写真なんか撮らずにもっとじっくり鑑賞しておけばよかったと思った。特にベラスケスの「ラスメニーナス」、ゴヤの「裸のマハ」は撮るのに集中して絵をあまり見ていなかったと思う。美術館ではやはり「生」を楽しむべきだった。11時集合ということで、ショップで本を買い、ガイドブックに載っていて説明がなかった絵を探しに行った。この絵は、買った本の裏表紙にも使われていたからぜひ見たいと思った。探すのに少し苦労したが1階の奥の部屋で見つけた。実物は色が何とも美しかった。
11時半までプラド美術館のそばの免税店ティミールにいた。買っている人もいたが、私は一通り見て、食指を動かされなくて暇だった。見るだけでもと思っていたロエベもプラダもなかった。
王宮を横に見ながら王宮の庭に行った。王宮の写真も撮れたが、景色としてはいまいちだった。バスに乗っていたときの方が美しい王宮が見られた。マドリッドは今治安が非常に悪いということだが、その庭は安全ということでしばらく自由行動になった。森林浴はできたが、あまり面白くなかった。
スペイン広場に行った。ここはスリに気をつけなければならないそうだ。見渡すと、風体の悪い男達が座っていた。大体怪しいという人は感じでわかる。14年前の初海外旅行の折り、パリ、クリヨンホテルで添乗員さんがバッグの置き引きにあった。このホテルは天皇陛下も泊まったという立派なホテルなのだが、ロビーになんだか目つきの悪い男がいるなと思っていた。私たちツアー客は緊張してバッグを大事に持っていたのだが、添乗員さんは油断してしまった。スペイン広場にはドンキホーテとセルバンテスの像があって、登って写真を撮っている人たちもいた。実は私はドンキホーテの物語を読んだことがなくて、帰国してから図書館で借りて読んだのだった。
マドリッドの中心の建物は装飾が素晴らしかった。郵便局の装飾は、よくぞここまで!と思われた。車窓から見るだけだったので撮れなかったが、じっくり見たかった。バルセロナにはこれほどのものはなかったと思う。
昼食は市内の中華レストラン「シーハ」。メニューは炒飯、卵スープ、酢豚、鶏の煮込み、野菜炒め、麻婆豆腐、スイカ。日本と同じ味で美味しかった。台湾人客も大勢食べていた。
2時に店を出た。近くのスペイン広場で自由行動組7人はバスから降りた。私たちはそのままトレドへ行った。

ラス・メニーナス(ベラスケス)

王女マルガリータ(ベラスケス)

着衣のマハ(ゴヤ)

裸のマハ(ゴヤ)

カルロス4世とその家族(ゴヤ)
それぞれの個性が顔に出てました。


快楽の園(ボッス)

王宮

薔薇は盛りを過ぎていました

スペイン広場
治安が非常に悪いらしい


スペイン広場にある像
ロシナンテに乗るドンキホーテと
ろばに乗るサンチョパンサ
うしろの白い像は作者のセルバンテス