第4日目 8月14日(火) ヌーの川渡り

ホテルに戻り、朝食を食べてからタンザニア国境に向けて出発した。
ヌーの集団を見たときは、予想していなかったので感動を覚えた。
マラ川を渡るのに集まってきているのだ。しばらく様子を見ていたが、なかなか渡りそうになかったので、移動した。
さきほどとは違う場所で川渡りをしようとしている小グループがいた。頭数は少ないが、近くまで行くことができた。
そして、国境まで行った。
ワニがヌーを狙い、そのおこぼれを狙うハゲワシ
Tがタンザニア側、Kがケニア側
国境で車を降り、記念撮影。
遠くに火事で黒こげになっている草原が見えたので、あれは、火事なのかどうかジョセフさんに聞いた。
「自然発火もあるが、あれはコントロールファイアだ」と言った。
それで、日本語では「野焼き」と言うと教えてあげたら、「覚えました。」とかえってきた。
マラ川にヌーの死体が数頭あり、異臭を放っていた。そのうちの1頭の上に大きなトカゲが乗っていた。
ホテルが用意してくれた弁当を食べた。
川渡りはしそうになかったので、そこを後にして大群がいた場所に戻った。
渡り終えたシマウマ達が「早く来いよ。」とばかりに見守っている。
先ほどより向かって右側に群れが寄っていた。
しばらく見ていたら、ジョセフさんが「渡りが始まった。行きましょう。」と、原野を駆け抜けて近くに行った。
おかげでベストポイントの場所から撮影できた。
映像でしか見たことがなかった「ヌーの川渡り」を生で見られて感動した。
大声を上げながら必死に泳ぐ。
渡り終えたヌーたち。安堵の鳴き声を上げながら歩く。
ワニが近づき、その後、1頭が川に引きずり込まれた。
水を求めての命がけの川渡り。
トピが1頭、物見をしていた。
ホテルに戻る途中、ジョセフさんが勘を働かせて3頭のライオンを見つけてくれた。
着いたとき、雄ライオンの1頭はまだ起きていたが、うとうとし始めバタッと寝てしまった。
雌ライオンが目覚めて雄の方へ近寄ったのでベストショットが撮れるかなと思ったが、そのまま寝てしまった。
ライオンは1日に16時間眠るそうなので、仕方ない。
ツアーでライオンを見たのはこの時だけだったので、とにかくライオンを見られてよかったと思う。
6時半にホテルに戻ると、フロントの人が50頭ほどのライオンを見た人たちがいたと言っていたそうだ。
夕食は7時半からだった。その頃から、雨が降った。乾期とはいえ、雨は時々降る。