1998年8月15日(土) 衛兵交代式 ポートベローマーケット オペラ座の怪人

昨晩はそのまま寝てしまったので朝シャワーを浴びた。まずヴィクトリアコーチステーションへ行ってみた。そしてバスの乗り場とか見て、B&B街をうろついた。そして17日からの宿はやはり北側の通りにしようと見当をつけた。

昨日見られなかった衛兵交代式を見に行った。10時頃着いたが昨日よりもずっと人が多かった。さっそく見るのによさそうな正面の場所へ行った。馬に乗ったおばさんが二人とおじさんの警官が観客の整理をし始め、像に乗った人や後から来て前に立とうとする人をどけさせていた。なかなか凛々しいおばさん達だ。11時15分位になると音楽が聞こえて横から行進する衛兵達がやってきた。部隊は音楽隊と剣を持った部隊に分かれていた。3曲のうち1曲は聞いたことがあった。12時半頃まで続いた。かけ声とか足並みの揃い方など立派だった。

その後、リージェントパークを歩いていると、ブレザーにネクタイの初老の男性が声かけて来た。どこから来たのか聞くので日本だと答えた。ロンドンに来て何日かと聞くので3日と答えた。彼は笑いながら握手を求めてきたので右手を出した。そして、彼は胸から紙とペンを出してきて住所を書けと言った。その時点で私は変なことになったらまずいと思い、断ってその場を離れた。彼は「Excuse me.」と言って何か言っていたが、無視してどんどん歩いた。

地下鉄駅の階段を降りた所に子供を抱いた白人女性のこじきがいた。目を合わせてしまった。まずいと思ったがそのまま行こうとした。するとその彼女はわたしの足首に持っていた缶を投げつけた。缶は足に当たって転がった。小銭が少し入ってたらしく音がした。目が合ったのにお金をあげなかったからだ。これからは気をつけようと思った。この時以外にもこじきを見た。白人ばかりであった。若い人もいた。ロンドンにもやはりこじきが居た。今までの外国旅行ではどこでもこじきを見た。アメリカでは若い女性のこじきまで見た。日本には浮浪者はいるがこじきは見ない。

土曜日だけやっているポートベローマーケットへ行った。ここはロンドンで一番古く30年以上前からやっているのみの市だ。なかなか面白いものがあった。木のゴルフ道具や真鍮製の方位磁針、望遠鏡、電話や大工道具、アクセサリー、おもちゃ、銀の食器等だ。買おうかなと思ったが思い切れなかった。

2時20分頃、3時からミュージカルがあったのを思い出した。そこから大急ぎで地下鉄に乗り劇場へ。昼も食べていなかったので駅でサンドイッチを買い、ハーマジェスティックシアターに着いたのは2時50分。やれやれ。「オペラ座の怪人」は舞台装置が大掛かりだった。さすが専用劇場だ。3階席だったが結構見えた。エアコンもきいていて快適だった。「レ・ミゼラブル」はオペラに近いと言われていてソロの歌が多いが「オペラ座の怪人」はバレエあり、衣装も美しく有名なシャンデリア落下場面等華やかだった。日本で見たケンヒル版のより何倍もよかった。今度は写真入りのパンフレット4£を買った。休憩時間にサンドイッチを食べた。席までアイスクリームを売りに来ていた。5時30分頃終わった。
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