1998年8月18日(火) ウインザー城からロンドンへ

朝、外で大きな音がしたので窓から見ると向かいのレストランの前に自動車が突っ込んでいた。柵が壊れていた。あと2台の車が交差点で停まっていた。怪我人はなさそうだった。そうこうしているうちに警察が来て現場検証をし始めた。1時間位そんな事をしていたが、最後はレッカー車がその突っ込んだ車を引いて行った。

B&Bの朝食はイングリッシュブレックファーストでベーコン、目玉焼き、トマト、牛乳、紅茶かコーヒー、オレンジジュース、カリカリのトースト。トーストは日本のサンドイッチ用を三角に切り、4枚出してくれた。グリルしたトマトは真っ赤でジューシーで甘く、初めて食べ るおいしさだった。日本でも食べたいと思った。トマトがおいしいと初めて思った。トーストのおかわりは要らないかと聞かれたが充分満足したので「ノーサンキュー」と答えた。

この日はウインザー城とハンプトンコートのツアーを予約していたので、コーチステーションへ行った。日本人が少なかったらしく、白人の客と一緒のバスになった。ガイドはイギリス人で、聞いていると英語の話のほうが3倍位多かった。確かに外人の方が2倍位多いといってもお金払ってるんだからそれはないでしょと思った。

ウインザー城は1時間半位自由行動だったので自分のペースで見物してたのだが、それでも時間は足りないくらいだった。遠くにウイリアム王子が通うイートン校とラグビー場が見えた。城内はバッキンガム宮殿を見た後だったので見劣りした。それでも今度は日本語ガイド(3.7£)を忘れず買った。火事で修復した所は床など新しかったが、全体に古びた感じがした。でも生活するとしたらこれ位の方が落ち着くかも。

集合場所へ10分位前に行ったらガイドがいなかったので、まだ大丈夫だろうと水を買いに行った。しかしなかなか見つからず、またレジも並んでたので時間がかかった。急いで戻ったら誰もいない。探してみても見つからない。私の時計では指定時間の1分前だったのに。どうやら置いてきぼりになったらしい。仕方ないのでまた、先ほど行ったスーパーへサンドイッチを買いに行ってベンチで食べた。

どうしようか考えたが、来る時、国鉄の駅があってパディントンまで帰れるだろうと思えたのでそうしようと切符売り場へ行った。自動販売機もあったが窓口がすいてたので駅員にパディントンと言った。でも何か言って売ってくれない。仕方なく窓口を離れようとしたらイクスキューズミー何とかと言って引き留められた。そして駅員は手で何か表現してくれた。そこで気づいた。そうか、片道か往復か聞いているのだ。そしてシングルと私は答えた。そしたら売ってくれた。

ホームが1つしかなかったので待ってたら、列車が入ってきた。10分位乗り、途中駅員が切符を見に来てスラフ駅で乗り換えた。でもスラフ駅はホームがたくさんあり、パディントン行きがいくつも表示されていた。1番早く出発する列車に乗ったら、これは停まる駅が多く、列車が何台も抜いて行った。列車内には電光表示があり、停まる駅が出ていた。パディントンがあったので安心した。しかし、この列車はThamesTrainsというらしいことを表示していたので不安になった。国鉄ではないのだろうか。そうだとしたら、罰金を払わなければならない。乗客はロンドン市内と違い、色の黒い人が多かった。列車内は地下鉄よりものんびりした感じで寝ている人もいた。ちなみにこの人は終点でもまだ寝ていた。あのままどうしたのだろうか。

ウインザーから50分かかってパディントンに着いた。そしたら改札がなかった。つまりスラフではどれに乗ってもよかったのだ。私が乗ったのは列車の横に買いた文字からターボという列車で準急といったところか。エクスプレスというのがあったのでこれに乗ったら速かったということがわかった。そして国鉄ではないのではという不安は解決された。どの列車にもThamesTrainsという字が横にあったからだ。パディントン駅構内にはやはりパディントンベアを売っている屋台があった。

自然史博物館へ行った。入場料6£、4時半以後に入ると無料だった。日本語ガイドを2.5£で買って表紙をめくると、ダイアナ妃の写真があった。顧問をしていると書いていた。このガイドはいつ作られたものだろうか。ここは外観は大英なんかよりずっと立派なのだが、中身はいまいちだった。恐竜のでっかい骨組みとか、メタセコイアとか大きいものを展示してたりするのだが、子供向けの展示が多かった。大阪市立科学館と似た感じでハイテクを使ってたりするのだが。化石が以外に少なかった。

疲れたので外へ出て入口前の階段で座ってたら、東洋人の若い女性に英語で写真を撮ってほしいと頼まれた。立ち上がって彼女達4人を撮ってあげた。その後彼女らは日本語でしゃべってた。私は日本人に見えなかったのだろうか。

道路の真ん中で信号を待つ場所がときどきあるのだが、そこで、知らない白人で30才位の男性と二人で待っていた。すると、彼が「Are You English teaching?」と聞いてきた。teaching Englishじゃないの?と思いつつ無視した。地下鉄駅のトイレに入った。見物場所のトイレは無料だが、地下鉄駅では0.2£要った。だからか、きれいだった。夕飯は、またヴィクトリア駅2階でぶっかけ飯を食べた。

8月19日へ