1998年8月20日(木) キバピアスにびっくり

朝、宿の主人に荷物をあずかってほしいと言ったらOKと言ってくれた。そして、鍵を渡して出た。1日オールゾーンのトラベルカード(4.3£)を買った。

シティへ行って本物のビジネスマンを見ようとバスへ乗って行った。さすがに昨日までよく見た観光客はほとんどいなかった。歩いている人は男も女も黒に近いグレーのスーツだ。紺のスーツの人がいると思ったら日本人だった。王立証券取引所の前には5,6人の観光客がいた。高い近代的なビルが一棟あった。めずらしかった。

セントポール寺院まで戻った。ここはダイアナとチャールズが結婚式をした所だ。フィルムが切れたので店で買おうと思ったら大英前よりもさらに高かった。ケチってコダックの24枚100を3.99£で買った。内部に入るにはまた入場料が要るが、もう現金はほとんどなかったのでやめた。お金があったとしても足が疲れてたのでドームの階段を登るのはきついと思い、やめたと思う。

そして、ナショナルポートレートギャラリーへ行った。ここは無料だ。サッチャー元首相とかポール・マッカートニーとか馴染みの顔がいっぱいあって面白かった。

2時に宿に戻り、荷物を背負って地下鉄で空港へ向かった。空港からピカデリーまでは1本だったが、逆方向もそうだと勘違いしてしまい、間違って乗ってしまった。途中で枝分かれしてるのでちゃんとヒースロー行きに乗らなければいけなかったのだ。何回も乗り直しをして目的地に着いた。同じように間違った南欧系のカップルが居た。女の子はとても可愛い顔してるのに口の下にきばのようなピアスをしてた。男の方は背が低く、髪は真ん中だけ残して、ピアスをいっぱいしてた。この日までに男女関係なく腕や肩などにしている入れ墨を見て慣れているつもりだったが、この女の子のピアスには驚いた。

時間をロスしながらも出発3時間前にはチェックインできた。早めにチェックインできたので、関空の時とは違い、何の問題もなく、すんなり通路側という希望の席を取ってくれた。小銭が少しあったので、ベーコンレタストマト入りバゲット2.55£を食べた。そこで0.31£余ったので、お菓子売場へ行き、きっちり0.31£のチョコを買った。そして香港へ向けて飛行機は午後6時45分、ほとんど時間通り飛び立った。飛び立つ時、初めて経験するような揺れ方だったので不安に思った。行きもそうだったが、この時も機中泊だった。機中泊というのは、やっぱりきつかった。足がだるいのだ。この飛行機は結構空席があって4つの席を独り占めして寝ている人も居た。私もそうしようと後部へ行きたかったが、周りの目を気にしてできなかった。一眠りして後ろを見たら、空いてた席はすべて誰かが使ってた。あまり眠れもしなかったが、13時間の飛行を終え、香港に翌日着いた。

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