3日目 2020年1月3日(金) ゴールデンロックを見にチャイティーヨへ

 ゴールデンロックがあるチャイティーヨはヤンゴンからバスで4時間半かかる。当然、早朝出発である。モーニングコールは5:45。朝食はホテルの好意で6:15のはずだったが、その時刻に行くと半分も料理は並んでいなかった。その中から選んで食べた。出発は7時。

 



 





 

途中、ドライブインに寄った。バナナが売られていた。日本で見るバナナと形が違う。断面が三角形。ツアーガイドさんが近くに居たのでそのことを話すと、このバナナは東南アジアの他の国にもあり、日本で売られているバナナより味が薄いとのこと。ガイドさんのお母さんはこれを食べるとお腹の調子が良いので、よく食べていると言っていた。





高速道路を走った。高速道路といっても日本みたいに高架になっていない。地面にそのまま作った道路。それが延々と続いている。道の両側は畑が広がっていた。ほとんど人は見えなかったが、地元に住んでいる人や農作業をする人は横切るらしい。

チャイティーヨの麓の町に着いた。そこで、トラックバスに乗り換えた。



日本製のトラックの荷台を改造し、1列に6人から7人が座る。外国人は6人、ミャンマー人は7人らしい。私たちは6人座ったが、隣の人とくっついて全く余裕がなかった。そんな列が5列くらいはあったろう。つまりトラックバス1台に40人位乗るのだ。私は2列目の真ん中に座った。元々トラックなので馬力があり、急な上り坂を平気で上っていった。前列の端っこに座った人は、とても楽しそうに動画を撮っていた。私は中に座っているので前が見えなかった。帰りは端っこに座りたいと思った。

 

山頂に着いた。店や露店がたくさん並んでおり、観光客でいっぱいだった。バスを降りて歩いた。途中のレストランでミャンマー料理の昼食を食べた。飲み物はスプライトを注文した。



  

 

 

 




ストランを出て15分くらい緩やかな上り道を歩くと、目的のゴールデンロックが見えた。落ちそうで落ちない大きな不思議な石。人々は崇め、男性だけが金箔を貼れる。私たちのツアーは男性が一人。彼が私たちの代表で、金箔を貼る様子を見ていた。金箔そのものは女性でも売店で買えるので、記念に買っておいた。だいぶ前であるが、タイでは女性も金箔を貼れたので、仏像か何かに金箔を貼った記憶がある。国によって違いがあるらしい。



 

  

 

 



帰りは、うまく2列目の端っこに座れた。帰りのトラックの1列目には手で持つところがなかった。トラックはジェットコースターみたいに上がったり下がったりするので、持つところがないととても怖い。私には1列目は無理と思った。初め1列目に座っていた人がそのことに気づき、2列目の平気な人に代わってもらっていた。案の定、1列目の人たちは、左右に振られていた。私は片手でバーを持ち、片方の手で景色の動画を撮った。この日の観光はゴールデンロックのみ。しかし、このトラックバスの体験はスリル満点で非常に楽しかった。

トラックバス動画B トラックバス動画C



トラックバスを降りたが、ツアーのバスはまだ着いていなかった。しばらく待ったが、なかなか来なかった。やがて、ガイドさんの話では、バスの空気圧不足で、ギアチェンジやドアの開閉ができなくなったとのこと。こちらに来るときから、変な感じはしていたらしい。それで、他のバスを手配してもらうことにした。チャイティーヨにある他社のバスも探したが、結局見つからず、ヤンゴンから代替車が来ることになった。片道4時間半である。ヤンゴンに帰れるのは真夜中になりそうだ。と、あきらめていたが、バスの調子がよくなり、とりあえず、そのバスでヤンゴンへ向かうことになった。念のため、ヤンゴンから代替車は来る。出会った所で乗り換えるという算段だ。その時、予定より1時間遅れていた。我々のバスは、意外とスムーズに走った。途中のドライブインで代替車に乗り換えることができた。新しいバスは中国製の新車とのこと。座席の間隔は狭くなった。といっても、これが標準。金毘羅観光バスがゆったりしていたのだ。ガイドさんによると、中国製のバスは安いが、安全性に不安があり、よく故障するらしい。だからミャンマー人は信頼のおける日本製の車を好む。



1時間遅れてヤンゴンに着いた。



遅めの夕食を食べにレストランへ行った。積極的であちこちの秘境を旅している人が、皆に飲み物を1本ずつサービスし欲しいと言ってくれた。日本人ガイドさんが、承諾してくれて、私たちは恩恵を受けることができた。言ってみるものである。