沖縄旅行記(1日目)
 JAL891便は関空を10:55に飛び立ち、那覇空港に13:15に着いた。早速、空港で沖縄そば(500円)を食べた。沖縄そばといってもそばではなく、平たいうどんに和風だし、甘辛く煮込んだ豚の3枚肉、かまぼこ、紅しょうがが入っている。私は豚の3枚肉というのを食べたことがなく、脂ぎっていそうで不安だったのだが、食べてみてその美味しさに感動した。
 バスに乗って国際通りに向かった。20分くらいで松尾のバス停に着いた。料金は200円。ホテルは国際通りに面した国際プラザ。ホテル内はアジアの匂いがした。荷物を置いて早速市場へ行った。
 




 国際通りを東へ歩いて行くと市場本通りというアーケード街があった。土産物屋などがずっと続いていた。漬け物を試食させてもらった。美味しかった。途中に市場という表示があったので中へ入ると、一階は魚屋、肉屋、乾物屋がかたまってあった。魚の鮮やかな色、海ぶどうなどの珍しい食材、豚の顔、豚足などがあって、そして独特の匂い。ここはやっぱりアジアだと感じた。2階は食堂街。1階で気に入った食材を調理して食べさせてくれる。夕飯にはまだ早かったので一回りして市場を出た。
 






 また、アーケード街をあてもなく歩いていった。平和通りとか名前がついていた。そのうち、「壺屋博物館→」というような案内標識があったので、時間もあるし、少し興味もあったので行くことにした。壺屋は、やちむん(焼き物)の里である。NHKのプロジェクトXで首里城の赤瓦のことを知って興味があったし、本場のシーサー(獅子)も見てみたかった。シーサーは魔よけの役割をして、オスは口をあけていて福を招き入れ、メスは口を閉じていて招き入れた福をそのまま逃がさないと言われている。飾るときは向かって右側にオス、左側にメスを置く。沖縄の民家の屋根は四方に同じような形をしているが、一つの面にはシーサーは一頭しか載せない。
  壺屋焼き物センターという大きな店があったので、入ってシーサーを色々見た。焼いた人によって値段が違うし、顔もかなり違う。ポーズも色々で買おうと思うが迷ってしまった。それでいったんそこを出て、隣の那覇市立壺屋焼物博物館(315円)に入った。映像シアターで少し歴史がわかった。
 
 周辺の店ものぞいてみた。人間国宝金城次郎さん作の壺があった。白地に藍色の魚柄がくっきりとして豪放な感じがした。再び最初の店に戻ってシーサーを見た。だいぶ迷ったが、大きさと値段、顔、ポーズから考えて島袋常栄さん作のシーサー(5500円)を買った。
 
 アーケード街はとても広いので道に迷った。地元の人に聞いて市場へ戻った。2階へ上がるとすぐに食堂のおばちゃんに声をかけられた。言われるままにその「道頓堀」という店に入った。この店は持っていたガイドブックに載っていたので、元々ここへ入ろうとは思っていたのだが。ゴーヤチャンプルーとごはん、吸い物で600円だった。それにオリオンビール生ジョッキ(500円)を注文した。オリオンビールは沖縄産ビールということでぜひ飲もうと思っていた。味はとてもあっさりして飲みやすかった。ゴーヤチャンプルーには豚肉は入っていなかった。

 国際通りに戻ってブルーシールアイスクリームの店へ入った。これはアメリカ資本のアイスチェーンでである。本日のおすすめマンゴとココナツをダブル(350円)で食べた。美味しかった。
 喜納昌吉のライブハウスへ行って今晩出演するかどうか聞くと本人は休みで、お父さんなら出るというが、喜納昌吉がめあてだったのでこの日はやめにした。明日は定休日で明後日は出演するということを確かめた。疲れたので、早めにベッドに入った。
 ところが真夜中1時過ぎにけたたましいバイク音で目が覚めた。暴走族だ。国際通りを爆音を鳴らして疾走しているようだ。爆音は間をおいて朝方まで聞こえ、そのたびに起こされた。何故警察が出動してくれないのだろうと思いながら朝を迎えた。