2000年8月9日  シルスタニ遺跡


シルスタニで一番美しい墳墓



どこからか現れて演奏し始めた少年



インカコーラ



可愛かったです

早く下界に下りたいのにまた4000mの所へ行くという。うんざりしてきた。しかし、シルスタニ遺跡に着くと雲一つない青空。写真を撮るには絶好の天気。少し元気が出てきた。シルスタニというのは「すべる爪」という意味。ここは私達以外には観光客もなく静かな所だった。プレインカ時代の墳墓が点在していた。雷が落ちて半壊された墓を見ると、内側は30cmくらいの丸い石で固められ、その外側を隙間なく石が積まれていた。墓の下部に冬至の日にまっすぐ太陽光がさし込むように窓が開けられていた。墓によって窓の向きが違っていたので聞くと、墓により、光が入る日が違ったようだということだった。一番美しい「トカゲの模様が入った墓」のそばには避雷針があった。

インカコーラを買ってみた。黄色い飲み物で飲むと甘くガムシロップの味がして懐かしいような感じがした。子どもの頃よく飲んでいた着色料使用の飲み物のような感じかな。

遺跡のそばにあるトイレは用を足したあと、ドラム缶の中の水を自分でバケツで汲んで流すというものだった。トイレは一つしかなく、待っている間にまた可愛い女の子が居たのでパチリ。

そこからバスでフリアカまで数時間。フリアカを3時の飛行機で出てリマに5時に着いた。リマに降り立ったら爽快感があった。マラソン選手が高地から低地へ来たとき、よい記録が出せるというのを実感できるような気がした。そこからは、また動きたくてウズウズしてきた。○子さんもそうだったらしく、早速買い物へ。プーノではとてもそんな気はおこらなかった。その後またもやスロット。○子さんは20$を25¢硬貨に、私は10$を10¢硬貨に換えた。少々出はしたが、私は全部なくなってしまった。○子さんは、さらに10$分換えていた。私は、その時点で○子さんにもう終わることを言い残して部屋に戻り、風呂に入った。出てしばらくした頃、○子さんは戻ってきた。全部負けたという。まだ、したかったのだが、私が待ってるだろうと気にして戻ったという。彼女がかなりギャンブル好きなのか、それとも私があっさりしているのか。私はスロットは本当に運のものだから、それほどつぎ込もうとは思えなかった。

★みやげもの
アルパカ毛のセーターや織物、銀製品など。セーターはホテルなどで買うと品質のよいアルパカ100%。編み込みなどデザインもよい。大体70〜100US$。路上でインディヘナから買うと8〜10$。これはリャマの毛らしい。ベージュ、グレー、紺などの色でリャマや女の子をモチーフにしており素朴な感じ。手触りは少しごわごわした感じで着るとチクチクする。
毛の帽子が3$。インディヘナがしょっている風呂敷のような布5$。手袋1$。銀ペンダント25$。刺繍入りタペストリー(小)7$。Tシャツ7〜15$。木彫りペンダント2つで1$。通貨はUS$、またはソル。

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