2000年8月10日  ナスカの地上絵


ハチドリなんだけど・・・




イカ・ナスカ間はこんな風景が続きます




砂漠の中のオアシスです




空港見学をする幼稚園児。
なんと出国口も通って来てました
この日はセスナに乗るということで朝食をかなり控えめにした。
朝ゆっくりできたのでホテルの前をぶらつく。ホテルの前に立っていると白タクが何度も止まった。横断歩道を渡ろうとするが、上手な人は赤でも渡っていく。女性警察官が2人、赤で渡り始めたのでついていった。渡り終えた頃、青になった。変なことに歩行者が青でも車は止まっていなかった。信号なんて全く無視しなければならないらしい。

リマを11時半の飛行機で出て砂漠の町イカへ。この時、飛行機は50人乗りくらいのプロペラ機、自由席だった。次はエアロコンドル社のセスナ機に乗ることになる。セスナ乗り場の売店は安かった。リマで15$したTシャツが7$だった。やはり田舎の方が安いのだろう。セスナは2時10分予定だった。先にランチを食べよという。すぐ近くのレストランまでミニバスで送迎してくれた。このバスは日本製中古で「お降りの方は・・・」があった。朝食を控えたくらいなのに、食べたりしたら機内で気分が悪くなるかもしれない。でも、まあ少しだけ・・・。しかし、一口食べると、今までの食事の中で一番美味しい。思わず次々と食べてしまった。もうなるようになれだ。

予定より半時間ほど遅れ、ようやく7人乗りセスナに乗り込んだ。パイロットは一人。ちょっと不安になった。彼がどうにかなったらどうしよう、なんてね。20分ほどかけてナスカまで。途中、ホントにここは砂漠なのだということがわかった。木が全く生えていない山や大地がずっと広がっていた。ナスカの近くに小さな町があった。オアシスなのだろう。初めに「宇宙人」が山肌に見えた。よく見えるようにセスナは右に傾いたり左に傾いたり。それから次々と地上絵が現れた。30分ほどナスカの上を飛んだろうか。絵を見つけては写真に収めるのに集中していて、セスナが揺れたのかどうかも気にならなかった。同乗の人たち、誰も気分悪くなっているようには思えなかった。しかし、後から聞くと私の隣の人は地上絵を見終わるまではなんともなかったのに、帰りに気分が悪かったと涙目で言った。私は何も気分が悪いことはなく、これなら、和歌山白浜温泉の遊覧飛行の方が気持ち悪かったなと内心思っていた。それから、「昼食もっと食べたらよかった」と意地汚いことを考えていた。

イカを5時半の飛行機で出てリマの空港に着いたのは7時前。ホテルまでバスで30分。ホテルの部屋を使えたので、着替えて食事をした。ずっと控えていたビールを飲んだ。食事も腹10分目食べた。出国に手間取るということで午後9時にホテルを出た。

少年2人が信号待ちをする車の窓拭きをしているのを見た。道路脇には水をいれたバケツ。ストリートチルドレンだ。ペルーもやはり福祉はまだ整っていないらしい。

★ペルー空港は厳重だ
入国の時は大したことも聞かれなかったのに、出国の時は色々な手続きがいった。まず、ガイドにとってもらった搭乗券とパスポートを係りの人に見せ、次にこれらをスーツケースとともに保安官に見せて、色々な質問を受ける。日本人は日本語をしゃべる日系人の保安官から。日本語の保安官は一人だったのでなかなか進まなかった。質問は法にふれるものを受け取ってないかとか、荷物の中にウオークマンとかカメラなどの電子機器を持ってるかとか。カメラを持っていると言うと、それをペルー内で他人に貸さなかったかとか、カメラはいつ買ったものかとか・・。正直にカメラは買って1年、誰にも貸していないし、何も受け取っていない、と答えたらOKが出た。その後、スーツケースはX線を通して中へ入れられた。私はそれで済んだが、ツアーの一人がスーツケースを開けさせられた。ビール10本の影を不審に思われたということだった。彼女はスーツケースを閉めるのに荷物がいっぱいで一人で閉められなかったとか、ビール好きかと聞かれ、「好きじゃーと答えたったわ」と元気のいい関西弁で話していた。私も中身がいっぱいだったので、もし開けさせられたら閉めるのに苦労したろう。よかった。ツアーの人たちは口々にこんな出国審査初めてだと言っていた。
その後、金属探知器と手荷物検査。この時も皆、手荷物を開けさせられ、がさがさと調べられた。その後、また入国検査。なんかわからない言葉で聞かれ、後ろの審査官を指さしたので振り返った。何のことかわからなかった。添乗員さんが、「どうでもいいことしゃべってます」と言ってくれたのでサンキューと言って出てきた。後の人たちも同じようにからかわれていた。こんなお茶目な審査官も初めてだった。免税店で買い物をした後、ゲートで手荷物検査があった。またもやバッグの中と買い物袋の中をがさがさと調べられた。私は免税店でコカ茶のティバックを買っていた。検査官はコカティ?とにやっとしながら言ったので私も微笑み返した。

★インターネットカフェ
日本でも見たこともないのにいきなり外国でやってしまった。システムも全然知らなかったのに。リマから日本に帰る日、出国審査を済ませ空港内の免税店で買い物をしていたら、見つけてしまった。とりあえずPCの前に座った。おなじみのeのアイコンをWクリック。つながった。ウェートレスがやってきて1.5$だというので2$払った。まずステラの旅物語のURLを入れてみようとする。コンパックのPCはさわったことがなかった。シフトキーやデリートキーの表示がない。また〜がなかなか出てこない。試行錯誤したらなんとかうまく入力でき、つながった。ウェートレスがまたやってきて、おつりをくれ、メール1と書いた紙をPCの横に張り付けて行った。メール1回できるということか。覚えていた知人のアドレスにローマ字で書いて送ってみた。日本について確かめた所、無事についていた。

次の日へ