出発まで

ここ数年、韓流ドラマをよく見ている。それで、ロケ地やロッテ免税店へ行きたいと思っていた。しかし、仕事の都合などで、なかなか実行に移せなかった。
韓国ツアーは、ツアー料金の割に一人参加追加料金が高いので二の足を踏んでいたということもある。
しかし、楽天トラベルで便利な「航空券+ホテル」を見つけ、これなら自分でホテルを選べ、安く旅行できることに気づいた。また、仕事上でも、少し気持ちに余裕が出てきたので実行に移すことにした。3年半ぶりの海外である。

ホテルはやっぱり買い物や移動に便利で安いところ、しかし治安も大事ということで探したら、オープンしたばかりで条件にピッタリのホテルが見つかった。朝食付きでスタンダードダブルで一泊7000円程度と適当である。
飛行機はユナイテッド航空のマイレージを貯めているので、提携しているアシアナ航空関空発と決めていた。1日目から積極的に動きたかったので探したら、9時半と12時半の出発便があった。11時台のがよかったのだが理由はわからないが選択欄に表示していなかった。かなり早起きしなければならないが、9時半に決めた。帰りは午後2時10分か夜しかなかった。夜の便だと帰りのJRがかなり遅くなるので午後2時過ぎのにした。予約を入れたのが11月末だった。

具体的に日程を考えたのは冬休みに入った12月29日からである。
舞台「ナンタ」が良いときいていたので見たいと思った。ネットで、それも日本語で簡単、劇団四季と同じような感じ。12月末に予約を入れた。

いつものように、2日前に宅配便でスーツケースを送った。

1日目 1月4日(火)

早朝4時半起床。5時15分に車で送ってもらって、最寄り駅5時37分発のJRにて和歌山市まで行き、そこからリムジンバスに乗り換えた。関西空港には7時30分に着いた。
スーツケースを受け取り、チェックイン。スムーズにいったので免税店など見て過ごす。出国審査場ではコート、上着、ブーツと脱がなければならないものが多く、また、その場は暑く、少々疲れた。9時30分発のアシアナ119便に乗った。機内食がすぐに配られはじめた。サンドウィッチとジュース、コーヒー。朝食を抜いていたので美味しくいただけた。新聞や免税カタログなどを見て過ごしていたら、あっという間にソウル仁川空港。予定では11時25分着だったが、11時15分に着いた。

入国審査はスムーズに済んだ。まず、両替。市内の方がレートがよいときいていたので、2万円だけ両替した。出口を出たところ正面にあったインフォメーションで「ソウルシティパスプラス」がほしいと言ったら無料でくれた。地球の歩き方などでは3000wすると書いていたので、これは本当にそのカードなのか確かめたら、無料で配っているとのこと。得した。このカードは、地下鉄、バス、タクシー、一部の観光地入場料で使えるT-Moneyカードの働き及び、入場料などの割引がきく優れ物。関西でいえばイコカカードみたいなもの。すぐ近くにあるファミマで5万Wとカードを出したら、チャージの機械にかざしていた。しかし、機械の調子が悪いのか、なかなかうまくいかないようだった。何回かして別のレジで試してくれたらうまくいった。

外に出てバス乗り場の方へ行ったら、おじさんが何か言ってくるので、「明洞」と答えた。すると、右側の方を示すのでその方向へ歩いていった。地球の歩き方では5Bまたは12A乗り場と書いていた。12Aがあったので、そこに行き、確かめると6015番と書いていたのでよさそうだった。すぐにおじさんが寄ってきて、何か言うのでセジョンホテルと答えた。セジョンホテルならここだというようなことを言ってくれた。バスは1時間に3〜4本あるみたいだ。12時20分発のバスが来たのでさきほどチャージしたカードを機械にタッチしたらピッとなったのでOKみたいだった。1万W引かれているはずだ。バス内はとても暑かった。約70分でセジョンホテル前。ベルを鳴らして停まってもらった。そこからはガタガタ道をスーツケースを引いてホテルまで歩いた。ガタガタ道とは西洋の石畳風の道。なぜこんなにしているのか。想像だが、ソウルは冬、道が凍り、危険なのでそれをさけるためなのだろう。スーツケースの車輪が痛みそうで怖かった。

広い車道横の歩道を西へ歩いていくと、人盛りの道が右に見えたので、そこを右に曲がり、次の角を左に曲がるとすぐにホテルスカイパークイン明洞が入っているSPAOが見えた。ドアを開け、服屋さんを通り抜けると奥にエレベーターがあった。11階がフロントになっていて、そこに着いたのが午後2時10分前。チェックインは2時からだが、おまけしてくれてチェックインできた。私はダブルの部屋を3泊予約していたが、1泊目だけシングルにしてくれないかとフロントの若い女性が日本語で言ってきた。まあいいかと思い、「いいですよ」と答えておいた。そして書類を書き、鍵と同時にエテュードの化粧品セット諸々をもらった。

部屋は窓がなく暗く狭いが、バスタブは広く、トイレは暖かくなるウォシュレット。オープンしたばかりで新しい。ベッドの堅さはちょうどよい。テレビは20インチくらいの液晶。冷蔵庫に2本ミネラルウォーター、紅茶、茶のパックのサービス。イオン空気清浄機などあった。、少々の狭さ暗さは我慢できないほどではない。1時間ほど横になって休憩した後、買い物に始動した。

まず、近所の化粧品屋さん3軒を回って下調べしてきた物をGETした。案の定、おまけをどっさりくれた。3軒ともにVATの書類を書いてもらった。リファウンドチェックは30000wからできる。すべて日本語で対応してもらえるので買い物は楽だった。買った品物をホテルに置きに戻り、すぐに繁華街を北上し明洞餃子へ行った。韓国は一人で食事する人が少ないが、この店は一人用に席をセッティングしてくれていて入りやすいと地球の歩き方にあった。そこ人気のカルクッス(肉ワンタン入りうどん)を注文した。ここでも日本語が通じた。まずキムチと茶碗半分のご飯が運ばれてきた。何だかわからないのでそのまま待っていた。しばらくして大きな丼に入ったうどんが運ばれてきて代金と引き替えだと言われたので8000Wを払った。うどんは辛くもなく美味しく食べられた。キムチも試してみたが相当辛かった。周りを見ると韓国人は平気で食べ尽くしていた。うどんは完食したが、キムチはほとんど残した。

ロッテ免税店まで歩いた。そして、ここでも下調べしておいた品をGET。そこではVISAカードを使うと5%引きをしてくれるというので、普段使わないカードを取り出し、ドルで支払った。ヴィトンの財布も買いたいと思っていたので、列に並んで入場した。やはりヴィトンには並ばなければ入れないのだ。やっと入れたがお目当ての財布は売り切れていた。いくつか候補をあげていたのだがすべてなかった。仕方なくそこを出た。

次は、スターアベニューを探すこと。そこででソンスンホン関連のものを見たいと思っていた。しかし、これが、場所がなかなかわからなかった。以前ネットで書いていたのをちゃんとメモしておかなかったのを後悔した。今思えば店員に聞けば早かった。しかし、とにかく百貨店やホテル周辺を歩き回った。やっとのことで、見つけたら、1階でホテルと百貨店の間の通路だった。もっといいものかと思っていたが、意外と簡単な仕掛けだった。映像とミニチュアがあるのみ。やはりもっといいものを見るにはロッテーワールドへ行かないと駄目なのか。

ホテルまでまた繁華街を歩いて帰った。ホテルの前に土産物屋があり、日本人観光客のあとをついて地下に降りていった。店員の若いお兄さんは人なつっこい笑顔で日本語ペラペラ。18個入り海苔を勧めに来た。18パック入りで2000ウォン。免税店より安いとのこと。蜜入りゆず茶をサービスしてくれて、ソウルは初めてかとか、他にどの国に行ったかとか聞いてきて買う気になった。それと見つけたマッコリ入りチョコ18個入りも1500ウォンで買った。外は賑やかだったが、初日はこの程度にしておこう。部屋でテレビをつけたらSBSドラマ大賞をやっていた。クォンサンウやハジオン、イボムス、ヒョンビンら大勢出ていて賞をもらうたびコメントしていたが、クォンサンウは泣いていた。○○○げ事件のことでも言っていたのだろうか。その番組が終わってからお風呂に入り寝た。