2日目 1月5日(水)

いつものように目覚ましがなくても6時頃、目が覚めた。ホテルの朝食はビュッフェ形式で、内容はよかった。アワビ入りの粥があり、美味しかった。その他、ウインナー、ナス、タマネギなど野菜のソテーがよかった。種類も豊富でたっぷり食べておいた。


8時過ぎにホテルを出て、近くの明洞聖堂まで歩いた。ここは「美しき日々」のロケ地。私が着いたときは観光客は居なかったが、その後、何組かやってきた。馬屋で生まれたキリストの模型があった。またそこから少し歩いて広い道に出て、タクシーに乗った。景福宮の東側入口まで行ったら、2700ウォン(約210円)だった。(初乗りは2400ウォン)T-Moneyカードで払った。地球の歩き方には黒塗りの模範タクシーと白い一般タクシーがあるとあったが、黒いタクシーこのあとも見なかった。旅行中乗ったタクシーはすべて一般。そしてすべてT-Moneyカードでいけた。





景福宮の東側には門があり、中にバスが数台止まっていた。その門を入って右側にチケット売り場があった。T-Moneyカードだけ見せたらこれで支払いはできないらしく、3000ウォンと言われたので払った。割引はなかった。観光は9時からOKで、私のチケットには9時8分に買ったと表示していた。ここはソウルで一番大きな木造建築だ。観光客に説明している日本語ガイドの言葉が自然と耳に入ってきた。結構面白いことを言っていた。西側にある池の方へ行ったら、池は完全に凍っていてスケートができるくらいに見えた。



日本で見たことがない鳥を何度も見た。また、古い絵にも描かれていた。日本へ帰ってから調べると「カササギ」だった。九州北部に多く、北海道にも一部いるらしい。形はカラス、鳴き声は美しくない。しかし、白と黒のはっきりした模様が美しい。ソウル市の鳥に指定。朝鮮半島では、七夕伝説における織姫と彦星の間をつなぐ掛け橋の役を担う鳥として、親しまれている。日本へは朝鮮半島から持ち帰った。




1時間ほど観光をして、光化門を出て、光化広場へ行った。アイリスで銃撃戦のロケが行われた所である。世宗王と李舜臣将軍の像があった。途中右手に世宗文化会館があった。「夏の香り」のラストシーンに使われた階段など様々なドラマのロケ地。そこを過ぎるたところにある東和免税店に行き、まずヴィトンに行った。ここはロッテみたいに並ばずに入場できた。ロッテになかった財布があるか聞いた。やはり売り切れ。モノグラムはないが、ダミエアズールならあるとのことで見せてもらった。白いので汚れたら気になるだろうと思い、買うか迷った。汚れたらどうしたらいいのか聞くと消しゴムでとれると店員は言った。また、これが最後の一つとのこと。妥協して買うことに決めた。割引はあるのか聞くと何もないとのこと。それでも円高ドル安の恩恵で日本よりも12000円ほど安く買えた。他の店も一通り見た。1階の土産やさんで海苔の試食をして値段をきいたら、やはり昨日の方が得な気がした。

東和免税店の前に、市内観光バスは発着所があった。11時のバスに乗った。T-Moneyカードを機械にタッチした。10000Wが5%引きで9500W。750円ほどで1日乗り降り自由。30分ごとにある。ガイドが11時に徳寿宮で交代式があると言ったので、たった一つ目の停留所で多くの人が降りた。しかし、私は予定していなかったので降りなかった。窓から既に始まっている交代式が見えた。

事前に調べておいたバスのルートとチェックしていた観光場所は以下の通り。しかし、実際に降りて見学できたのは、赤字の場所である。

光化門(クァンファムン)アイリス夏の香り→徳寿宮(トクスグン)ロッテホテル→南大門市場(ナムデムンシジャン)カルグクス通り→ソウル駅→米軍基地→龍山(ヨンサン)駅→国立中央博物館風の絵師檀園風俗図帖 金 弘道 無料1000wで日本語mp3→戦争記念館→米軍龍山基地→梨泰院(イテウォン)国際的皮革→クラウンホテル→明洞→南山韓屋村(ナムサンハノクマウル)→グランドアンバサダーホテル→国立劇場→Nソウルタワー8000wケーブルカー8000w→ハイヤットホテル→新羅(シルラ)ホテル→東大門市場→大学路(テハンノ)→昌慶宮(チャンギョングン)→昌徳宮(チャンドックン)チャングム世界文化遺産3000W 雲山見宮(ウニョングン)宮ロケ→仁寺洞路地(インサドン)食事ヌリ・サグァナム→青瓦台(チョンワデ)大統領→国立民俗博物館無料→景福宮3000W1→光化門



国立中央博物館では「風の絵師」で実在した絵師の風俗画を見たいと思っていた。数点あった。ノートを土産に買った。他にも、青磁、白磁などじっくり見た。世界6大博物館ということだが、入場は無料。韓国の文化財に対する思いを感じる。それでも見学者は少なかった。



次はソウルタワーに行こうと思っていたが、博物館から一緒に乗ってきた白人女性2人について、南山韓屋村で降りた。ここで、間違って奥の公園まで行ってしまい時間をロスしてしまった。入ってすぐ左手に5軒の民家があったのだ。あとからわかったのだが、ここは「王の男」のロケ地だった。ゆっくりし過ぎとバスの時間を確かめずに行ってしまったために、バス停でかなり待った。体も冷え切ってしまい、マスク、フードという格好で立っていた。ちょうどバスが行ったあとだったので30分間そうしていたことになる。それに予定時刻よりバスの到着が遅れた。

    
 

Nソウルタワーで降りたら。急な坂があった。皆、後ろ向きに歩いてみたり、しんどそうである。割引券を出して入場券を買った。しかし、エレベーターの位置がなかなかわからず、そこでも時間をロスした。外階段を下りて地下1階にエレベーターはあった。展望した後、外の八角堂で記念撮影。ここは「美しき日々」でチェジウが妹と待ち合わせた場所。



午後4時を過ぎていた。バスガイドさんがどこへ行きたいのかきいてきたので、昌徳宮と答えたら、昌徳宮は既に閉まっているとのこと。それでもいい、雲山見宮へ行きたいからと答えたらOKと言った。雲山見宮は「宮」で結婚式や花嫁修業のロケが行われた所。ぜひ行きたいと思っていた。入場はまだできるし、700Wだ。T-Moneyカードで払えた。他にも日本人観光客がいた。王様や皇后、結婚式の衣装があった。そこから歩いて仁寺洞まで行った。画廊や土産物屋が並んでいた。国際刺繍院にこじゃれたものがあったが買わなかった。風の絵師の風俗画をデザインした扇子が店先にあった。韓流スターのカレンダーを8000wで買った。




広い車道に出てバス停を見つけた。バスが来るまでまだ時間はある。寒かった。屋台が2つあり、地元の人たちが立ち食いしていてた。お腹がすいていたので、トッポッキを注文したら2000Wだった。約160円で山盛り。日本で食べるより大きくて美味しかった。満腹になったが、もう一つの屋台ではフナヤキを売っていたのでこれも食べることにした。500W、約40円。日本のたい焼きより皮がサクッとして餡もしつこくなく美味しい。大きさも若干小さいような気がした。その屋台で食べている人は、明洞とは違い、地元の人たちばかりだった。見ていると、揚げ物やおでんをよく食べていた。おでんは日本と同じような感じだった。屋台の端っこに紙コップを吊っていて、客は自分でコップを取っておでんの汁をひしゃくをでコップに入れて飲んでいた。勝手に飲んでいいものかどうかよくわからなかった。ただ、おいしそうに皆飲んでいた。私も飲んでみたかったが、料金が要るのかどうかわからないし、もし料金が要ったとしたら韓国語で言われてもよくわからないので、飲む勇気は出なかった。そうこうしているうちにバスが来た。光化門のライトアップ写真を車内から撮り、東和免税店前終点で降りた。ここからは続いて行ってくれなくて別のバスに乗り換えなければならない。ちょうど午後6時のバスがあったので乗った。



南大門は2008年の放火で焼け落ち、修復中。相当大きな門だったのであろう。パリの凱旋門みたいな感じだろうか。車はその周りをロータリーで通行している。南大門の絵を描いたもので覆いがかけられていた。露店は暗くなると開店し、夜10時頃には閉めはじめるようである。ブランドのコピー用品など様々な物が売られていた。噂に聞いていた両替のおばちゃんが膝掛けをしてちょこんと何人も座っていた。

歩いてホテルに戻ろうとした。しかし、方向を間違って南の方へ行ってしまい、ヒルトンのカジノが見えてきてようやく気がついた。歩き疲れた。それに、体は寒くないのだが、顔が痛いほど寒い。マスクをした。来た道を戻り、今度は新世界百貨店を目指して歩いた。新世界百貨店に入った。中は、ロッテ百貨店と同じような感じで美しい。ブランドものも入っている。出て、再びホテルに向けて歩いた。ところが、そこでまた間違った。今度はロッテ百貨店が見えてきた。また戻り、明洞キルを通ってようやくホテルに戻った。

この日、予定では夜の観光バスも考えていたが、時間的に無理だったし、漢江の噴水は冬はないので、また春から秋に来たときに利用することにした。

とにかく、体が冷え切っていたので、風呂で暖まりたかった。風呂から出ると、スンホンとキムテヒの新ドラマ「マイプリンセス」が始まったばかりだった。韓国でも、この日が第1回である。20インチのテレビで見ると、やっぱり2人とも綺麗だった。スンホンは髭がなくサッパリと貴公子風でよかった。キムテヒは女子大生の役で若作りでかわいい衣装や髪型にしていた。