3日目 1月6日(木)

予定では、この日、「大長今(チャングムの誓い)テーマパーク」に行くことにしていた。しかし、前日、予定していた昌徳宮に行けなかったので、テーマパーク行きはやめて、世界遺産の方を選んだ。昌徳宮はチャングムの誓いのロケ地でもあるし、本物の方がよいと思った。

ホテルを出てサミル両替所へ行った。ここはホテルから近いし、レートがいいらしい。1万円が134500Wになった。確かに空港よりはかなりよかった。朝8時から夜10時まで。赤い看板が目印。広い道へ出てタクシーに乗って昌徳宮まで行った。







昌徳宮も9時からあいている。3000w。昔の様子がよく残されているらしい。玉座の後ろの衝立は、旅行でも持ち歩いていったのとか。後ろの絵には代表的な5山と太陽、月が描かれているとか、王様がいる宮殿の屋根瓦の上には王の化身である龍が乗っているが、王子を育てる宮殿には国に2人も王様が要らないので龍の瓦がないとか、ガイドが話しているのが聞こえた。チャングムの誓いのロケ地ということらしいが、チャングムの誓いを見てからだいぶ経つのでどの場面だったのかわからなかった。
8000wを出してガイドツアーが始まる時間まで待てば奥の庭にも入れるのだが、時間がもったいないのでやめにした。



鍾路3から地下鉄5号線に乗り、孔徳で6号線に乗換え、上水まで行った。降りて北へ数分歩いたらフォーシーズンハウスがあった。ここは5000w。割引チケットを出したら4000wだったが、出し忘れた。でも、この旅でおそらく一番感激した場所になった。なんといっても夏の香り、秋の童話、春のワルツ、冬のソナタ、雪の女王で実際に使われたものが展示してあって、これらのドラマには本当にはまった私である。特に夏の香りの黄色いバラの部屋には感動した。










そこから弘大を右手に見ながらコーヒープリンス1号店を目指して歩いた。しかし、地図のある場所付近を見ても見つからなかった。うろうろして来た道を戻ると店はあった。地図が間違っていた。コーヒープリンス1号店もはまったドラマで、感激した。コーヒーを注文した。7000wだった。ちょうど昼の12時で昼食代わりにチーズケーキも注文した。8000w。コーヒー560円にケーキ640円は高い。日本人向け価格。他の人が飲んでいるのをみてハッと気づいた。そうだ。ここではカプチーノを注文すべきだった。ミルクをハート型にしてくれるカプチーノ。悔しかった。店の中はドラマそのものだったが、一番残念なのは店員が全員女性だったこと。イケメンはいないのかぁ。





タクシーで汝矣島に行った。公園へ行くか、MBCテレビ局へ行くか、63ビルへ行くか迷った。公園は雪で覆われているし、先に遠い63ビルへ行くことにした。しかしそれがなかなか通じない。ようやくわかってくれて、そこは「よくさんビル」と発音しなければならなかったことがわかった。そこのロビーにある画面にスンホンが何かしゃべっていた。どうやら劇の広報をしているらしい。しばらく見てから、展望室行きのチケットを買った。11000wだが20%引き券を使って9600w。展望室は60階だった。マイガールのロケ地である。ソウル市街と漢江が一望できた。説明があるので、遠くにあるソウル大学の方向などもわかった。ピカソの陶芸展をやっていた。ピカソって絵だけだと思っていたが、晩年は陶芸もやっていたんだ。それも一通り見てから降りた。




63ビルを後にして今度はMBCテレビを目指して歩いた。地図では近いと思ったのだが結構あった。1kmくらいか。途中、団地を抜けた。ここ汝矣島には団地が多かった。全然見えてこないので、初老の紳士にきいたら、あと200mくらいこのまま行けばいいと英語で教えてくれた。
右側にスンホンとキムテヒの大看板が見えた。やっぱり彼らは大スターだ。



そこからタクシーで南山公園にある「私はキムサムスンの」の階段を目指した。ところが、地図を見せて、とりあえずヒルトンホテルと言ったにも関わらずタクシーの運転手はなかなかわかってくれなかった。とにかくヒルトンまでは行ってもらうことにした。ソパキルというとようやくわかってくれた。南大門をまわり、ヒルトンの前を通って山の南側を上がっていった。私が行きたいところは一方通行になっていて、いったん上がってから下りてこなければならないみたいだった。タクシーは目的地より少し下で停まった。急な坂道を歩いて上がると、目的の階段が見えた。その階段を上ると、パリの恋人の噴水広場が見えた。しかし、水は凍っていて当然噴水などなかった。チェジウが美しき日々でウェディングドレスで駆け上がった階段を下りて、ケーブルカー乗り場までの急な坂道を上っていった。




疲れたのでベンチに座っていた。チケットを買ったら、往復7500Wのはずが、1万W出して5000wのおつりがあった。レシートもそうなっていた。子ども料金と間違ったのかと思ったが、そのままにしていた。チケットは他の人と同じみたいだったから大丈夫であろう。一つやり過ごし、10分後のに乗った。今日はこれで終わりだから急ぐこともない。ケーブルカーを降りて階段を上がったらすぐに八角堂が見えた。地図では降り場と八角堂はかなり離れているように思えたのだが。八角堂はこの旅2度目。夕日が綺麗に見えた。






ケーブルカーで下り、更にそこから斜めになったエレベーターで広い道に下りた。そこからタクシーでプラザホテルまで行った。プラザは多くのドラマのロケ地になっているので、ここも見ておかなくてはと思ったのである。中に入るとゴージャスだった。ロビーにいる人もいい服を着ていた。ロッテホテルよりずっと格が上なのだろう。エスカレーターで上がったらレストランが見えた。エレベーターに乗ると、客室階へはここもカードがないと行けないみたいだった。

外に出るとすっかり暗くなっていて、広場に見えたところが実はスケートリンクになっていて大勢の人たちが滑っていた。リンクの周りでは親なのか、三脚を据えて写真撮影をしている人が何十人もいた。プラザホテルの方を見ると、その隣がやけに輝いていた。ロッテホテルのイルミネーションだった。これはすごい!と思い、近づいて撮影。




明洞ギルの全州会館2号店を探したが見つけられなかった。それで本店まで行き、目的の一つ、石焼ビビンバを食べた。ここでも先に、キムチ、イカの塩から、もやしが出た。9000w(720円)。さすが有名店。とても美味しかった。日本人客が多いみたいだった。彼女らは、焼き肉、チヂミ、マッコリなどを飲食していた。

ホテルに戻り、しばらく休憩。7時半にNANTA劇場まで歩いていった。8時に開演した。NANTAは12月31日にネットで予約した。VIP席前から5列目のど真ん中。こんな直前なのにいい席がとれた。4800W(約4000円)。日本語なので簡単にできた。劇団四季と同じような感じで席も選べた。NANTAについては内容をあまり知らなかったので、見ているうちにビックリした。包丁を振り回して怪我などしないなのか心配にさえなった。プロのパフォーマンスを見たという感じだった。大満足してホテルまで戻った。




家へのお土産を買っていなかったので、ホテルの前の土産物屋へ行き、またあのお兄さんと話してマッコリ入りのチョコを買った。そして、マイプリンセス2話を最後まで見て風呂に入り、明日の朝、CDを買おうと決めてから寝た。とうとう明日は帰国である。