CNBLUEライブ目的の台北と九份

旅行の概要

期間 2016年2月20日~2016年2月21日
ピーチ 関空-台北桃園空港
20日(土) 西門・城中市場・カメラ街・北門・南港展覧館CNBLUEライブ
21日(日) 朝食・九份

写真データ

iPhone5s 

どれだけ使った?

ピーチ航空券 \33,100
CNBLUE南港観覧館黄色指定席(上から3つめ) \17,359
コスモスホテル台北1泊 \11,040
上記と買い物合わせて 79060円

出発まで

韓国人バンドCNBLUEのファンを2011年9月から続けていて、多くのライブに参戦してきた。ソウルでのライブにも2度参戦した。釜山ライブのチケットも一度は押さえたが、仕事の都合でキャンセルしたこともある。昨秋、日本のライブに行った。同時期に発売した韓国アルバムに入っている曲で、その日本ライブで披露してくれなかった曲があり、それらをぜひ生で聴いてみたいと思った。アジアの各地でライブをする予定で、そのうち日程が合って行きやすい所を検討した。台北なら海外といっても沖縄のちょっと向こうで、感覚的に国内旅行とそんなに変わらないと感じた。

先に飛行機を押さえることにした。12月にピーチの関空台北往復を買った。ピーチは早朝発、夜帰着で現地滞在時間を一番長く取れるので便利だ。便利な上に土日ということで、格安航空の割には高く33000円ほどかかった。

ライブチケットは、発売初日の1月10日に台北ファミマのサイトで購入した。チケットは、50元(200円程)払えばライブ当日、会場で予約券と引き替えてくれる。韓国ライブの場合は、席は何度でも取り直しができ、キャンセルも簡単にできる。しかし、台北の場合は座席を先にいくつか押さえておき、後でどれにするか選べることが可能だと今回買った後でわかった。私は一つだけ押さえるために、選ぶのに時間がかかり、いい席を押さえることができなかった。仮押さえしておいて、支払い手続きをしなければよかったのだ。とにかく、私は値段でいえば上から3番目、フラットな会場のほぼ真ん中の席を自力でとった。それでも日本円で17000円を超していた。

2月20日(土)

5:00に起床し、5:30に自家用車で出発した。ピーチ航空なので第2ターミナルへ。
6:40に機械でチェックインをしようとした。 海外旅行なので飛行機出発の2時間前である5:50から50分前の7:00までにチェックインをすることになっていた。機械に通すと残席が少ないので有人受付へ行くようにという紙が出てきた。そこへ行くと、係の女性は、初め、非常口横の席でいいかと聞いてきた。私はソウル行きのときの経験で、その席がリクライニングが利かないのを知っていたので、そのことを言って他にないのか聞き返した。すると、再び席を検索してくれて、前から2列目の席を案内してくれた。ということは、良い席から案内しているわけではないということだ。

トイレで化粧をした後、ホットドッグセットの朝食を食べた。その後行ったセキュリティチェックが混んでいて、間に合うのかどうか心配になってきた。1カ所でやっていたのだが、扉を開けてくれて2カ所でやり始めた。すると、列の進み方はマシになった。出国審査、KIXカードの登録を済ませると、既に台北行きは搭乗が始まっていた。入り口を通り抜けると、遠くに長い列が見えた。間に合った。それでも私の後に数人やってきた。

機内に乗り込むと、私は2列目の真ん中の席で、通路側の人が立って通してくれた。まあ、間に合ったからいいものの、次回はもう少し余裕を持って搭乗口に来るようにしよう。化粧は機内でしてもよかった。予定は、7:50関空ピーチMM023-10:00台北(桃園)ターミナル1着だったが、出発が予定よ少し遅れたので、台北着も10分遅れた。

水平飛行になると、右隣の女性に話しかけられた。彼女は、私より少し年上だった。今回はフィギュアスケート4大陸選手権を見に行く予定で、台北でお仲間サン達3人と合流するそうだ。この大会は席が無料だそうだ。昨晩、テレビ中継を少し見た。観客席はガラガラだった。しかし、席はネットでなかなかとりにくかったらしい。どうやらツアーを組んだ会社が無料の席を大量に押さえ、持ったまま、全部売り切れなかったようだ。行きたい人がいたのに、行けなかったという格好だ。ただ、後から知ったことだが、席は当日会場で手に入れられたらしい。彼女は奈良に住んでいて、私も奈良の大学出身で、和歌山の御坊に住んでいると言った。そんなことや、色々話しをしていたら、左隣の女性に「静かにしてほしい」と中国人風の日本語で叱られた。話しが盛り上がり過ぎて、迷惑をかけていたのに気づかなかった。あやまった後は、おしゃべりを止めて読書をしていた。奈良から来た彼女は、ピーチの会員になっていて旅行は好きだが、一人旅の経験がなく、空港に着いたら両替する所まで、一緒に行っていいかと聞いてきた。もちろん、いいですよと答えた。

台北空港の入国審査場は、見たことがないような長蛇の列で、審査を済ませるのに約1時間並んだ。 
台湾銀行で元を購入。3万円を両替したが、これは結局最終的に2万円分くらい余った。奈良から彼女がスマホのSIMを買いたいと言ったので、私もついて行った。彼女が言うには、そうすると3日で300元(1000円ちょっと)しか要らず、一番安くスマホが使い放題できるらしい。3軒並んでいたが、一番左の店だけが繁盛していた。値段は同じでSIMカードの交換をしてくれるから人気なのだそうだ。彼女がやってもらうと簡単にうまくいった。次に私もやってもらったが、私のはつながらないと言われた。日本に帰ってからわかったのだが、SIMフリー端末でないとできないのだ。私はdocomoと契約している。その後、台北の町に出ると、普通にマップも表示したので、旅行中、役だった。1ヶ月後、いくらかかったのか確かめると、2日間で3960円だった。1日1980円の海外パケホを利用したことになっていた。何も申し込まないと、この料金体系になり、1デイパケホに申し込んだ時は、980円で済んだはずだった。今度から1デイパケホにすべし。

エスカレーターを降りてバス乗り場に行った。チケット売り場はバス会社ごとに分かれていて、下調べをしていた国光客運の窓口に行き、リムジンバス(台北車站行1819番)のチケットを125元で買った。ガイドブックでは70分かかるとあった。実際は、11:55発で台鉄(台北駅)には12:45に着いた。予定通り70分かかった。降りた場所が駅のどちら側なのかわからなかった。そこでスマホの登場。自分が居る位置を確かめ、ホテルの方へ行った。すぐにホテルは見つかった。駅から近いホテルを予約しておいてよかった。ホテルマン達は非常に態度がよかった。チェックインの手続きをして、荷物を預け、13:10に出発した。

MRT(地下鉄)のインフォメーションでTAIPEI PASS(180元)を買った。これはMRTとバスの1日乗車券だ。乗車1回ごとに買うと20~65元なので得かなと思って買ったのだった。しかし、後で勘定したら、1回ごとに切符を買う方が得だった。結局、この日は4回しか乗車しなかったので100元で済んだはずだった。

地下鉄はMRTと表示している。板南線台北車站駅から西門駅まで1駅間乗った。台北の地下鉄は、シートが堅いプラスチック製。座り後心地は悪くない。いい感じに丸みを持たせているためだろう。汚れてもサッと拭けるから便利といえば便利。ホームは線路との間に囲いがあって安全だ。駅内はエスカレーターが完備していて、何もかも綺麗。20年ほど前に台北を訪れているが、そのときより町も綺麗で、そのとき町にあふれていた漢方薬の匂いは感じない。西門は若い人の町で日本で言えば渋谷らしい。



東側の桃源街で、牛肉麺を食べるつもりだった。お目当ての正宗山東牛肉麺に行ってみると、閉店していた。理由はわからない。そこで、向かいで繁盛していたワンタン屋、趙記菜肉・・大王へ行った。ここも、地球の歩き方に載っていた。老齢の女性が一人で食べていたテーブルに相席させてもらった。ワンタンは大中小を選べ、私は中にした。食べてみると、ワンタンはとても大きく、中は豚肉と刻んだ緑の野菜。ショウガの味が少しする。スープ自体も薄味。食べている間に物足りなくなり、テーブルに置いていた酢と醤油みたいなものを入れてみた。ワンタンは中を選び、8個入り120元。ここのワンタンはとても大きかった。お腹を空かしていたのに、満腹になり2個残してしまった。私は、普段よく食べる方で、残すことはほとんどない。前に座っていた老齢の女性は同じものを食べていて完食。体の大きな人ではあったが、その食べっぷりに感心した。ちなみに6個入りは90元、10個入りは150元。小で充分だろう。 



城中市場へ行った。飛行機内から台湾のおばさんはピンクの服をよく着ていると感じていたが、市場へ行き、その理由がわかった。店に並んでいる服やカバンの色が全体的にピンクや赤が多いのだ。日本とは全然色合いが違う。それ以外でも黄色や水色など明るい色ばかりだ。日本みたいにシックな色というのは見られない。




果物や野菜の屋台では、20年前に食べた釈迦頭など南国のフルーツが並んでいた。


そこを通り抜け、地球の歩き方に載っていた峰圃茶荘に行った。老舗のお茶屋さんだが、お茶よりパイナップルケーキに惹かれた。ここのは台北の形をしていて、パイナップル100%の餡を使っている。8個入りもあったが、取りあえず4個入りを買った。パイナップルケーキといっても、冬瓜とパイナップルを混ぜた餡を使っているものもあるようだ。その時は全く知らなかった。、後で買ったものは後者のものだった。しかし、美味しく食べられた。パイナップル100%の方が酸味が強い感じだ。



カメラ屋が並んでいる通りに行った。CANON、 NIKON、 SONY、オリンパスなど日本のメーカーばかり。実際、日本以外のメーカーってあるのだろうか。外国どこへ行っても日本以外のものは見たことがない。



北門へ行った。清代の台北府城唯一の遺跡(1879完成)。観光客が大勢いた。テレビカメラなのか、大型のビデオカメラを据え付けて撮っているグループがいた。しばらくそこで私も写真を撮った。右折し、大通りを行くと、三越があった。前でタレントみたいなエキゾチックな風貌の2人の若い女性がポーズをとっていて写真撮影会みたいになっていた。



秋葉何とかという綺麗なビルがあり、中に入ってみた。入口付近にお菓子やさんがあり、パイナップルケーキを売っていた。ちゃんとした感じの店なので、買うことにした。数種類あったが、箱の感じが良いのと入っている個数が多く、一般的な味らしきものを選んだ。そのビルの奥に行ってみたが、無印良品が入っていた。

いったんホテルに戻り、鍵を受けとり、部屋に荷物を置いて、少し休んだ後、出発した。
次の日に乗る九份行きのバスの乗り場を確かめに、MRT板南線台北車站駅から3駅の忠孝復興駅に行った。地上に出て、辺りを見ていると、おじさんが声をかけてきた。九份行きのバスは時間がかかるから、タクシーに乗らないかと言ってきた。ちょうど、近くに二人連れの女性が居て、一緒に乗れば安いよとの事。私はその話には乗らず、バス停を探すことにした。しかし、バス停の場所がなかなかわからず、あちこちした。最終的にはわかったのだが、地球の歩き方をきちんと見れば簡単にわかるはずの場所だった。



バス停を確かめた後は、近くのデパート、「太平洋そごう」にちょっとだけ入ってみたが、日本とそう変わらないだろうということで、直ぐにそこを出た。もし、お腹が空いていれば、そのデパートにある有名な店で、小籠包を食べるつもりだったが、あいにくお腹は、さきほどのワンタンで満たされていた。

MRTに乗り、南港展覧駅(南港駅の次)で下りた。地下鉄は安く、8駅乗っても30元(100円ちょっと)と表示していた。

CNBLUEライブ会場である南港展覧館は、駅から直結している。既に大勢の人が地べたに座り込んでいた。ネットで予約していたFamiTickt を手に入れに行った。場所はフロアの真ん中くらい。すぐわかった。ライブ当日会場引き替えは30分前となっていたが、開場1時間前に行ったその時でも手続きはしてくれた。予約の紙を見せると、一覧にした紙から名前を探していた。私の方が先に見つけたので、これだと指で示した。50元の手数料が要るが、意外と簡単に手に入れることができた。また、利用してみたいと思う。

しばらく皆と同じように床に座り込んで辺りを観察していた。日本に比べてやはり若い女の子が多い。せっかく遠くまで来たのだから何か記念に買おうと思った。Tシャツやタオルのデザインはイマイチだった。それでペンライトを買うことにし、売っている人に「ペンライト」と言ったが、通じなかった。数回言ってみたが駄目だった。仕方なく、現物を指さし、ようやく買えた。袋には「手燈」と書いてあった。何と読むのだろう。

18:30頃入場した。展示場なので、すべてフラットな作りだ。横幅もかなり広い。前の端からはおそらくステージの奥の方は見えないだろう。私は、黄色ど真ん中の席。左隣は日本の女の子二人組。右側の女の子に台湾語で話しかけられたが、さっぱりわからないので「アイムジャパニーズ」と言った。すると、片言の日本語で話しかけられ、ちょっと会話した。席に置いていたファン手作りのLEDはどう使うのかわからなかったので、彼女に聞くと、彼女はその右隣の人に聞き、それを私に教えてくれた。
指にゴムの部分をはめて光らせるらしい。開演は19:00(日本時間20時)。終演21:20(日本時間22:10)

日本ライブで歌わない曲、特に「デイジー」を聞きたくて台北まで来た。音はソウルの時よりはずっとよかった。しかしMCはさっぱりわからなかった。CNたちは、長い中国語をしゃべっていた。そのことに感動した。色々な国の言葉をしゃべって、ファンサービスをする彼ら。ジョンヒョンは中国語は苦手なのか、あまりしゃべらなかった。

ライブ中、左側の子はかなりのファンみたいで、一緒によく歌っていた。アンコールを待つ間、左側の子に話しかけた。彼女も自分でチケットを取り、前日は右端の1列目だったそうだ。CNたちが花道に来たとき、客は皆近くに移動したが、特に注意をされなかったと言った。今日の席より、やはり昨日の席の方がよかったと言っていた。彼女はアンコールも終わり、最後の挨拶のとき、一眼レフを取り出し、CNたちを撮っていた。プレビューを見ると、遠かったにも関わらず、綺麗に撮れていた。私もスマホで撮ったが、画質は遠く及ばなかった。外国の場合、日本みたいにカメラ撮影はうるさく言われないので最後は皆撮っていた。



MRT南港展覧駅から台北車站駅に行った。予定では、淡水線台北駅から5駅の劍潭駅に行き、出口1から北へ5分の士林観光夜市に行く予定だった。しかし、お腹が空き、時間が遅く眠かったので行くのは止めた。そのとき、すでに日本時間では午後11時である。台北駅地下の食堂街は、まだ営業していた。人が並んでいる店で食べることにした。メニューは写真で示されており、番号を書いているので、注文は簡単だった。3品入っていて115元。挽肉入りの麺、冬瓜スペアリブ肉入りスープ、ゆでた青菜に挽肉を載せたもの、すべて美味しかった。庶民と同じように食べるのは楽しい。午後10時半にはその店も片付けをして閉店した。セルフサービス形式なので、真ん中のテーブルで食べることはできた。料理を作っていたおばちゃん達はサッサと帰っていき、掃除をするおばちゃんが一人残っていた。ホテルは駅からすぐ近く、安心して帰ることができた。