CNBLUEライブ目的の台北と九份

2月21日(日)

7時20分、朝食を食べるために、ホテルから歩いて人気の阜杭豆漿を目指した。その店は市場になっているビルの2階にあり、大通りからそのビルの横を見ると、長い列が見えた。その列の横を歩いて階段を上って見ると、どうやら目的の店に入るための列である。そこで、階段を下り、列の最後に並んだ。並び始めてから店で注文を済ませるまで約30分かかった。注文するためには、メニューを読まなくてはならないことが、直前にわかった。メモ帳とペンを取り出し、店に提示している漢字を真似て3品分、「温豆漿、湯条(揚げパン)、厚焼餅」と書いた。朝食はザオディエン(粥と揚げパン、豆乳など)と言って、台湾の朝食としては一般的なものらしい。75元払い、トレーに入れてもらい、それを持って空いていたカウンター席に座った。長細い揚げパンをちぎり温かい豆乳に浸した。揚げパンそのものは、何の味付けもしていなかった。それと人気らしい肉や野菜で作った餡をはさんで粘る感じのパン。私はよく食べる方だと思うが、昨日のワンタンに続き、この日も食べきれなかった。ボリュームが有りすぎた。薄い方にしておけばよかった。



8:30にその店から至近の地下鉄の駅へ行った。昨日は1日券だったが、今日は2回しか乗らないので、1回券を買うことにした。財布を見ると、小銭が足りなかった。しかし、販売機は札は利用できないようである。辺りを見渡すと、20m程離れた所に両替機みたいなものが見えた。中国語でしか表示されていなかったが、漢字の感じから何となくボタンを選んでみた。上手く両替できた。そして、元の場所に戻り、乗りたい区間料金の20元を入れると、青いプラスチックのコインが出てきた。これを持って改札口に行ったが、どうするのかわからなかった。近くに日本人らしき人がいたので訊ねると、愛想良くコインの絵の所にタッチするだけでいいと教えてくれた。



地下鉄に乗り、8:40忠孝復興駅で下りた。昨日確かめておいたバス停に向かったら目的のバスが停まっているのが見えた。信号が変わると同時に走り、乗り込んだ。このバスは1062番、20分に1本なのでちょうどよかった。初めに100元を払い、空いた席に座った。乗り込むと数分で出発した。九份まで台湾の田舎の景色を楽しめた。最後は山道を上っていった。出発して65分、9:50に九份に着いた。


バスから下りると、少し寒気を感じた。一瞬困ったと思ったが、店が並んでいる基山街を歩いていくと、寒さは感じなくなった。観光客が大勢いて賑わっていた。




上の方の九份茶坊が見えた。中に入ってみると日本人の女性が一人、お茶を入れてもらい始めるるところだった。しばらく様子を見ていた。私は、そこでは店内の様子を見るだけで出て行った。明るい方へ行くと、遠くに海と基隆の港が見えた。あいにく曇っていたので絶景とはいえなかった。青空だったら、きっと絶景だったのだろう。




階段を下りていくと、ガイドブックでよく見る店や看板が見えた。映画「非情城市」のロケに使われた店に入ったり、古い映画館に入ってみたりした。






観光ツアーがよく利用し、千と千尋の神隠しのモデルになった阿妹茶酒館で、お菓子付きのお茶を飲むことにした。日本語で説明してくれながら、お茶をいれてもらった。その様子をスマホで撮影しておいた。2杯目は。動画を再生しながら、自分で入れてみた。正直に言うと、20年ほど前に台北で入れてもらったお茶は感動する味だったのだが、この時は期待した程の味ではなかった。





頼阿婆芋圓のタロイモ入りのぜんざいが人気だった。店内は客でいっぱいだったが、食べてみたかったので、店先で40元で買って、それを持って店の奥の方に行き、若い親子が座っているテーブルで相席させてもらった。タロイモは初めて食べたのだが、素朴な味でそんなに甘くもなく、個性は全く感じなかった。先にお茶をたっぷり飲み、お菓子も食べていたので、すぐに満腹になってしまった。それで、ぜんざいも半分くらい残してしまった。石炭型と金色のチョコレートが売られていて、興味深かったので、高かったが買った。帰国して食べたら、全然美味しくなかった。どうりで試食コーナーがなかったはずである。 




12時過ぎに台北行きのバス停に行った。そこでずっと待った。すぐにバスは来るのかと思っていたが、なかなか来なかった。そのうち雨も降り出した。30分待ってようやく来た。私がバス停に着く直前にバスが発車したのだろう。今回は運が悪かった。
乗車時間は12:35~13:40の65分間。バスは忠孝復興駅付近に着いた。しかし、下りた所はさっぱりどこなのかわからず、スマホで自分の位置を確かめ、駅の方に歩いていった。バス停からは結構距離があった。
 
MRT 忠孝復興駅から地下鉄で台北駅に行き、ホテルに荷物をとりに行った。
そこから歩いて台北駅西側のバスセンターに行き、チケットを自動販売機で買い、桃園空港行きの列に並んだ。このときもそこだけが長蛇の列になっていて30分間並んだ。しかし、バス乗車時間は予定の70分より大幅に短く14:45~15:25の40分間。夕方は渋滞になりやすいとガイドブックに書いていて、早めに市内を出てきたのだが、予想外だった。

飛行機の出発18:50まで時間はたっぷりあった。そこで、食べ損ねていた牛肉麺を食べることにした。多分トマトをスープに入れていると思うのだが、酸味が効いたスープがとても美味しかったので全部飲み干した。ちょうど牛丼の吉野屋でやっているトマト牛鍋膳とよく似た味だと思った。副菜もついて195元。


あまりにも早く着いてしまったので、食堂街の真ん中にある食事場所で雑誌を読んでいた。隣にいた日本人のカップルが時間になったと言って席を立った。私が乗る飛行機の出発2時間前の16:50だった。多分、同じ飛行機なのだろう。それで、私もそこを後にした。ピーチのチェックイン場所に行くと、すでに長蛇の列になっていた。それでもスムーズに列は動き、チェックインを無事に済ませることができた。座席は通路側を希望し、前の方にとってもらえた。そして、売店をウロウロしていた。元がかなり余っていたので、いいものがあれば買おうと思っていたが、特にこれというものもなく、出国手続きを済ませた。


銀行に行った。元を日本円に替えるためである。しかし、そのときすでに18時をまわっていた。そこの銀行の窓口はその日の業務を終え、閉まっていた。想定外だった。反対側の端にある窓口も閉まっていた。出国カウンターの前にある銀行は開いていたはずなのでしくじった。余った約2万円分の元は、次回の台湾旅行まで持っておこう。それはいつになるかわからない。できれば近い時期、再度来たいと思う。
予定は、桃園18:50-22:25関空だった。予定より10分ほど遅れて関空着。スムーズに帰路につき、家には24時頃着いた。