8月8日(日) ブダペスト

6:00Dam。地元の女子大生(?)2人と行く。彼女らは朝,自宅から来た。彼女らのうち一人はエコクラブのTシャツを着ていた。昨日から来ていて,2人とも休憩中,煙草を吸っていた。コウモリが2匹掛かっていたが,彼女らは外そうとせず,そのままにしていた。Damに鳥は無かった。一人でReedへ行ったらジョーカー達が居た。たくさん鳥が掛かっていて,袋が足りなくなり,ジョーカーに言われてティボールのところまで袋をもらいに行った。ジョーカーとその夫が,両手に袋をたくさん携えて測定場所まで戻ってきた。「まだマーティンがReedに居て鳥を外している。袋が足りないから持って行って」とジョーカーに言われ,私は袋を持って行った。マーティンが一人居たので一緒に鳥を外していると,次のコントロールタイムの7時になってしまった。さっきの女子大生2人がやってきて2〜3羽外して帰った。Redstart(♀ツグミ科)撮影(?)
7:30朝食
8:00Long。0羽。ElderberryとDry reedへ行った人たちは4〜5羽外してきた。
8:40歯を磨き,パッキングした。
10:00ティボールに呼ばれた。皆で記念撮影。後から来た女子大生の一人がカメラマンになってくれた。皆それぞれのカメラを渡して写してもらうので,時間がかかった。私は最後にカメラを渡した。(帰国してその写真を見ると,子ども達は写真撮影に飽きたのか,皆,下を向いていた。ティボールやジョーカーも横を向いていた。サラの良い写真をネットで買えたからよかった。どういうことかというと,サラ,アミット,私はシャッターフライというサイトにアップしたので,ボランティアに参加した人たちは他人が撮った写真を自由に買えたのだ。サラが撮った写真は美しかったので10枚以上買った。さすがアーティストの妻だけある。)

野澤さんと二人,ジョーカーの旦那さんに空港まで送ってもらった。10:10に出発し,途中,道を間違えて戻ったりしたが45分で着いた。自動券売機でバスのチケット(145Ft)を買い,車内で機械に通し印字した。ケバーニャ・キスペスト駅で3日券を買い,地下鉄に乗り換えた。

ホテルは前と同じイビス・ヴァーチ・ウート。12時,ホテルに着いてチェックインしようとしたが,もう少し待ってくれと言われた。最初は2,3分と言われ,しばらく待っていたが,呼んでくれないので訊いてみた。やはり,もう少し待てとのこと。チェックインは12時からOKとネットで調べていたから私達がヤケなことを言っているわけではない。12時半に野澤さんが尋ねると,午後2時頃までかかりそうとのこと。どうやら,大きな団体客が3つあって,その到着を待っているみたいだった。それならそうと早く言ってほしかった。時間をロスした。それで荷物を預けて出ることにした。

野澤さんと相談して,まず,ガイドブックに載っていたレストラン「ファタール」で昼食をとることにした。その店があるあたりは,観光客が多く,歩行者天国みたいになっていた。地下に下りていくと,店内は満員だった。どうやらこの店も観光客が多いみたいだ。というのは,店内で写真を撮っている人たちが多かったからだ。ガイドブックに載っていた料理,ファタールプラッター(3900Ft),豆のグラーシュ(690Ft),ポテトサラダ(700Ft),水(350Ft),黒ビール(800Ft)を注文した。プラッターはフライドポテトが多く,味がしつこくてほとんど残してしまった。グラーシュにしても,オクサで食べた料理の方が格段に美味しかった。私は水を飲んでいたが,野澤さんはビールが好きで,あとからグラス2杯を追加した(500Ft×2)。料理をほとんど残してしまったので,もったいなかった。

1時間後,店を出ると小雨が降ったあとみたいだった。近くの民芸品の店,フォークアートへ入った。刺繍製品など可愛い物が多く,色々買い,40ユーロほど使った。野澤さんは,職場への土産に,パプリカの香辛料をたくさん買っていた。近くに市場,自由橋,ゲレールト温泉が見えた。野澤さんは明日,その温泉に行くつもりだ。私は明日の朝,市場に行ってみようと思う。オペラ劇場に行った。着いたのは午後3時半。チケット(2200Ft)を買い,オペラ劇場見学ツアーは午後4時から始まった。私はオペラ劇場という場所へ足を踏み入れたのは初めてだったので,けっこう楽しめた。1時間のツアーだった。ヘレンドやジョルナイといった磁器で有名な店は日曜休みだし,他にすることもないので,ホテルに戻った。夜景を見るためにまた出かけようと,野澤さんと午後7時半にロビーで待ち合わせることにした。

洗濯などして2時間ばかりゆっくりした。時間になりロビーに行くと,野澤さんも洗濯をして少し眠ったとのこと。外は夕焼けになっていた。地下鉄で国会議事堂の対岸まで行き,そこからライトアップされた国会議事堂を見た。そこでしばらく日が暮れていく様子を楽しんだ。空の色が充分暗くなったので,トラムに乗って,くさり橋のたもとまで行った。ライトアップされた王宮が間近に見えた。くさり橋を歩いて渡ると,ジャズバンドが演奏していた。その前には椅子に座った大勢の人たち,屋台も出ていて皆ビールなど飲んでいる。私達もビールを買い,空いた椅子に座り,夜風に吹かれながらジャズを楽しんだ。ほろ酔い加減が気持ちよく,ここが外国だということを忘れてしまいそうだった。私は眠そうにしていたのだと思う。野澤さんはもう帰ろうと言った。私は,ぼーっとしていた。本当の一人旅だと恐いが,野澤さんがいたので安心していた。ホテルに戻ると,野澤さんはロビーで別れの挨拶をした。そう,明日から私は単独行動をとるのだ。私は,いつか日光とか尾瀬へ旅行したときは連絡すると言って別れた。