リグとアンテナ

開局は下宿の近くにあったヒースキットで7,14,21メガの3バンドのリグで5ワットでした。
7メガは何とか飛んでくれました。
その後、憧れのFT-101をゲットできました。今のように50ワット機は無く、100ワット機で、移動局として申請するのに2本あるファイナルの真空管の1本を外してを同調用のバリコンで同調を取らなければなりません。これが微妙でなかなかうまくいきませんでした。適当なところで、こんなもんでよかろうということで、天王寺にあった電波監理局まで下げていき検査を受けましたが、案の定 不合格でしたが、検査官の役人さんが、どうせ測定器は持っていないんだろう、と言ってちゃんと調整してくれて、合格になりました。当時は無線検査簿なるものがあって、常備しておかなけれならないことになっていました。これに「合格」のハンコを押してくれました。さらにしばらくしたら、和歌山県警の無線設備の検査に行くついでに検査に行きますとのはがきが届きました。当時は10ワット以上は検査の対象になっていました。検査官が二人来て、下宿の畳の上に測定器を並べてパワーやスプリアスを調べて、先ほどの無線検査簿に合格のハンコを押してくれました。下宿のおばさんがお茶を入れてくれたりしてくれて、大変でした。TVIは若干出ていましたがおばさんがテレビは乱れたりしていませんと言ってくれてOKでした。
このFT-101は冷却ファンをつけたり、160メーター用のタンクコイルを入れ替えたり、いろいろと遊ばせてもらいました。下宿ではローバンドはアンテナを上げられないので、職場の屋上にダイポール上げてこっそり電波を出していました。


50メガはFT-101とトランスバーターでした。

FT-101は冬はメインダイアルが非常に硬くなります。スイッチを入れて30分くらいするとダイアルの中のグリースも柔らかくなってスムースン回るようになりました。フルブレークインでキーイングすると電磁リレーがガチャガチャと大変うるさかったですが、いかにもキーをたたいているという感じがあって楽しかったです。

15年以上使いましたが、新しいものがほしくなってIC-760をゲットしました。これも100ワット機でしたが裏ぶたをあけてファイナル部のジャンパー線を切断するだけで無調整でOKでした。


現在はIC-7600で100ワット機です。

移動局はFT-991で50ワット機です。

アンテナはFTI製のクランクアップタワー、4段の上に50メガ・4エレヤギ、10メガ・2エレHB9CV、14,21,28・4エレヤギ、7メガと3.5メガはロータリーダイポールです。
1.9メガはロングワイヤー+ATUです。

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