ライチ(楊貴妃)のページ


学名:Litchi chinensis

ムクロジ科

別名:レイシ(茘枝)

原産地:中国広東省,福建省

 


はじめに:ライチとの出会いは、私が以前所属していた「4hクラブ」(一応全国組織です)で、盟友の久保氏から、「こんなもんあるで〜」と、ライチの話を聞きました。それは、とってもジューシーな熱帯系の常緑果樹で、とにかく採れたて新鮮なものを食べると、「この世のものとは思えないおいしさ!」で、「これから面白いんと違うかなー」と、しかもまだ日本では生産されていないということでした。とにかく日持ちがしないのでそれを生で食するには現地に行くしかないと言われました。早速、アホな私は、現地に行くことを決意し、じっと収穫時期の6月を待つことにしました。1998年真冬を迎えようとしていた頃だったように思います。
 そろそろ予定していた6月を迎えようとする頃、一人で行くのは心細いので盟友の一人睦又氏を半ば強引に誘い、出発することにしましたが、いきなり現地に行ってもどうしようもないので農業改良普及センターの御影氏に向こうで案内してくれる人が無いか探してもらったのですが、急な申し出ということもあり、結局二人で道案内の無いまま一路台湾へと関西国際空港を後にしました。
 2泊3日、(28000円)の旅の始まりです。台北空港には現地の方がホテルまで案内してくれました。激安ツアーで行ったため到着は出発当日の夕方で、台湾の出国も2泊した後午前中の便で日本に向かうため、行動できるのは丸1日しかありませんでした。それでも空港から台北市内に向かう途中、幌つきのトラックに満載されたライチを見かけ、「1番の目的であった新鮮なライチを食べることと、種子は手に入りそうだ。」と、思いました。実際、そこで売られているライチは、下の写真にあるような「真っ赤」に完熟したものではなく、(もともと訪れた次期と場所が悪かったため)台北近郊ではまだライチの収穫には早くて、察するところ、台南方面からトラックで町まで直接売りに来ていたように思います。ですが、一応はじめて生ライチを食した感想はといいますと「こんなもんか・・・」「まあ、真っ赤に熟してないからこんなもんやろな〜」と、やるせない気分のまま自分を納得させました。
 早速持ち帰った種を蒔いてみました。驚くほど発芽率はよく、生育も旺盛でした。
 それから2年経ち、約束していた方に穂木を貰おうと連絡したところ、「今、家にあるやつ全部持って帰ってエエで」と、ありがたいお言葉を頂、とりあえず持ち帰れるだけ品種を持って帰ってきて定植しました。
 定植したのは4月だったのですが、その年は開花せず、やっとこさ2002年開花結実までいくことができました。(めでたし!めでたし!)


写真 季節 コメント
開始。1999年6月に播種12月に定植しました。(台湾産ライチ)写真は導入品種。
これから冬を越します。
  ライチの花です。今朝降った雨のため美女がびじょびじょ・・・
  ライチの花です。
  ライチの着果の様子。
ここまで着色するには日本ではお盆を過ぎた頃になります。
  果実アップ写真。きれいに「真っ赤」完熟しています。
1粒15−16グラムですが、種無しで食べやすいです。
  収穫後、我が家にて。台湾の街角で売られていたものとは段違いにジューシーです。
ここまでの苦労が結構報われました。(これはかなり?勝算が・・・)

と、ライチの1年を写真で追ってみましたが、ライチを実際自分の手で育て、収穫、賞味したわけですが、(自分で苦労して作ったからかもしれませんが)「かなりイケテル」様な気がします。(後はあなた様の舌で判断してください。)
 ライチのビタミン云々は私には良くわかりませんが、食味は良いと思います。何せあの楊貴妃が遥々千数百キロの彼方から早馬で運ばせ食したといわれています。
これから(来年度から)販売していくわけですが、当ページをご覧になった方先着20名様(各1キログラム限定)に限り、1キロ4000円(少し高いような気もしますがご理解ください)にて販売したいと思います。鮮度保持のため、発送は収穫当日中に行い、クール宅急便にて即日食べていただけるようにと考えております。宜しければ予約の方をお受けいたしますのでメールにてよろしくお願いいたします。収穫及び発送は、8月中旬〜9月上旬を予定しております。
 また、農産物につき(工業製品ではないため)天候等により、ご予約をお受けいたしてもこちらからキャンセルさせていただく場合もございますので、ご理解いただける方のみご予約くださいませ。また、予約後のキャンセルもできますのでよろしくお願いいたします。
 最後になりましたが、楊貴妃(ライチ)と私が勝手に命名しました。悪しからず・・。

本年度のライチの予約販売は、終了いたしました。
ご予約いただいた皆様、楽しみにお待ちくださいませ。


山本農園TOPへ ご意見、ご質問、予約等