小川工業は左官と土木工事を専門とする総合建設業者です。

【テラセル擁壁工法】
今回の工事では、現状軽トラック自動車がやっと１台通れるくらいの道を、乗用車が楽に通行できるように、拡幅をして欲しいとう依頼を頂きました。
よくある工法としましてはこのホームページでも紹介させて頂きましたブロック積を行うのですが、

材料（ブロック・生コン）を運ぶトラックが現場内に入らないのと、 生コンをつかうので２〜3段ブロックを積んで生コンが固まってからまたその上に２〜３段積むという工程を繰り返さなければならず、施工日数が多く掛ってしますので、今回生コンを使わない法面工法を提案させて頂き、採用頂きました。
詳しくは〉メーカーサイトへ

現状は軽トラックしか通れないような道でした。
道路拡幅工事の前に、この下側にある、大きな古民家を減築するため、重機・トラック入れるように大型土のうと鉄板を敷いて仮設道路を造りました。
解体工事が終了したので、敷き鉄板と大型土のうを撤去していよいよ拡幅工事のスタートです。
	大型土のうを撤去して法面成形及び床掘を行っています。 このテラセル工法では、ブロック積よりも根入れが浅く出来るので、掘削量も少なく出来ます。
床掘、床付けの後は、基礎砕石を敷き詰め、転圧を行って基礎の完成です。 コンクリートの基礎を施工しなくてよいので、工事も早く進みます。 基礎が出来たらいよいよテラセルの施工です。
【メーカ資料より】
軽いシート状の材料を広げると、ハニカム状のような空間ができ、そこに砕石を入れて転圧、その上にセットバックさせて同じ作業を繰り返すという感じです。 数段積み上げると、ズレ防止の為、長い鉄筋を打込みます。 後はこれをひたすら繰り返すだけです。
天端部分には舗装止めのコンクリートを施工しました。