ヌカダンゴの作り方 | |||
紀州釣りで最も特徴的で重要な部分を占めるヌカダンゴについて紹介します。 | |||
紀州釣りでは、サシエサをダンゴの中に包み込みエサ取りに 取られないように底まで、届けます。 また、チヌの特長として濁りを好みますのでヌカ自体に 集魚効果もあり内容物を足したり変えることにより 撒き餌の効果もダンゴ一つで持たせることができます。 故にダンゴの作り方一つで釣果が、大きく変わってくるのも事実です。 釣り場の状況や特長にあわせてダンゴを作らなければいけません。 ベテランになると、握り加減である程度調整出来るようになりますが、 そうでもない方は、ダンゴの配合や水分量に釣りやすさを求めてください。 |
|||
|
|||
○基本的なダンゴ | |||
|
|||
・米ヌカ | ダンゴの最もベースとなるものでこれにより濁りが出てチヌの 視覚にうったえる集魚効果があります。 ヌカといえども新鮮なものを使いたいです。 |
||
|
|||
・砂 | ヌカだけでは、海底まで沈めることが出来ないため比重を付けるため と一番重要なバラケ性をもたせるためです。 粒の大きさは、出来るだけ均等で、乾いた物を用意します。 粉状のものは、バラケが遅くダンゴの比重を重くでき早く沈めたいときには、 効果がありますが、その反面少しの割合の違いで大きくバラケの早さが 変わりますので、扱いにくいダンゴになってしまいます。 |
||
|
|||
・押しムギ | 視覚効果に優れオキアミなどより比重があるためポイントを作って 釣る紀州釣りには、もってこいの配合エサです。 また、チヌの好むエサでもあり釣り上げたチヌの胃の中身が押しムギだけ ということもよくあります。 |
||
|
|||
・粗挽きサナギ | 全ての魚が好むエサでは、なく一部の魚のみ好んで食べます。 その魚の中にチヌが、入っています。視覚よりもにおい効果が、あります。 乾燥しているため使用するときは、まず十分水分を含ませからヌカと 配合しなければいけません。 |
||
|
|||
|
|||
○その他状況によって配合するエサ | |||
・アミエビ | ダンゴに粘りをだし抜群の集魚効果があります。 その反面チヌだけではなくエサ取りも寄せます。 |
||
|
|||
・オキアミ | 潰さずにダンゴに、配合すれば粘りをあまりださずに集魚効果を狙えます。 | ||
|
|||
・市販の添加剤 | エサ取りが全くなくフカセ釣りでも通用するような 状況の時にダンゴに配合します。逆に言えばそれ以外は入れません。 他、効果的な使用方法があるかもしれませんが、今のところ 利点よりも害の方が目立つ配合エサです。 今後の研究が必要です。 |
||
|
|||
|
|||
○ダンゴの混ぜ合わせ方 | |||
目安となる割合は、 ヌカ4 砂1 押しムギ0.2 サナギ0.2を水を入れながら 混ぜ合わせちょうどよい、かたさまで混ぜていきます。 ちょうどよい水分量とは、あわせたヌカをサシエサのついたハリを中心に入れ 野球のボール大より少し小さめの大きさに握りますが、 この時、手にヌカがつき手を洗わなければいけない状態では、水分が多すぎます。 握っても手に着いたヌカを払い落とせば、きれいに落ちる最大量の水を入れて下さい。 (後少し水分を足せば手に着いてしまう状態) 注意する点は、出来るだけ全体の水分量が均等になるように混ぜることです。 また、サナギは浮きやすいので最初に水を十分含ませておきます。 サナギが浮いてしまうとチヌがうわずってしまい釣果がおちることがあります。 出来ればこの状態で、しばらくなじませた方が扱いやすいダンゴになります。 実釣では、この水分量を頻繁に調整します。 後は、実釣を重ねて慣れる他ありません。 |
|||
|
|||
|
|||
戻る | |||