まづまの里

  千両を使った生け花 ( from 京都 )

華道専慶流WEBいけばな講座 第17回(05.01.05)
迎春花(〜若松を現在生活に)
西阪慶眞指導

(緑の色に新春を寿ぐ)
古くから7本の若松を青竹にいける(伝統生花)があります。


ここでは伝承される楚々とした新年の心と感性を現在に取り入れ、
瑞々しい緑の色に赤と白、器の黄色をプラスして、明るい新年の門
出を祝ったいけばなに仕上がっています。床の間は無論の事、洋風
の環境にも新玉のメッセージが色濃く漂います。

最大のポイントは花器選びです。シンプルな形で現在感覚漂うモノ
が大切です。横幅18センチ前後のやや小振りの水盤がいいでしょう。


○ 作例素材 若松7本、千両2〜3本、水仙4〜5本
○ 水揚げ 千両逆さ水をかけた後、水切り、水仙は水切り。若松は不要です
。  



花材漂白キウイ、松、ユーチャリス、赤ドラセナ、千両

ポイント お正月にいけた松は2月になっても元気で、
青々している。そのまま捨てるのはもったいないので小さ
く切って下あらいに生け直すとまた見違える趣が。漂白
したキウイとユーチャリスの白を基調に造形美をねらって
いる。赤ドラセナの葉は一枚一枚輪状にセロテープで
固定してマッス敵に配しています。 
花材松、デンファーレ、千両、コットンフラワー

ポイント ちょっとした空間に遊び心で生けた作例。
独楽をかたちどった花器とコットンフラワーを添え
新年の歓びを表現している。

このような小さないけばなでは余り素材で楽しめ
るので気軽に挑戦してほしい。独楽は実際のもの
でもよく、この他、小振りの羽子板、絵馬、水引な
ど小道具として配すと面白い。

 専慶流いけばな真樹会主宰 西阪慶眞さんのサイト西阪慶眞さんのサイトへ から引用させていただきました
                                                        

                                                             
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