本校は、浜口梧陵らが、幕末の国際情勢に備える人材養成のため、1852年(嘉永5年)広村(現広川町)に「自学自労」の教育方針で開いた稽古場に始まります。 その後、耐久社、耐久学舎、耐久中学校と改称し、有田高等女学校と合併して 今日まで140有余年の歴史と伝統をもっています。 なお浜口梧陵は英国人作家ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が「LIVING GOD」(生ける神)と題して世界に紹介した作品のモデルです。
耐久の教育は「真 健 美」の校訓のもと、バランス感覚のある人間の育成を主眼に置き、生徒個々の感性や能力を尊重する自由でのびのびとしたものです。 このため、
◎ 二学期制 ◎ 65分授業 ◎ コ−ス制 ◎ 習熟度別授業(英・数)
などを実施しています。 また、姉妹校のアメリカのケンブリッジ高校やニュ−ジ−ランドのケリケリ高校との留学制度や国際交流の他、高野山から清水町まで歩き通すロングハイキングなども実施しています。
本校では、1年次で進路意識別学級編成で3つのコ−スを、2年次で進路適性別学級編成で4つのコ−スを、そして3年次で進路希望別学級編成で5つのコ−スを設けています。さらにコ−スによっては、英語・数学の習熟度別授業も実施して、生徒一人ひとりの将来の進路実現に備えた教育を行っています。
真 ;真理ヲ研究シ言行ヲ誠実ニスベシ
健 ;身心ヲ鍛練シ意志ヲ鞏固二スベシ
美 ;情操ヲ涵養シ 徳義ヲ尊重スベシ [由来] 1904年、耐久学舎の舎長宝山良雄が古い歴史と伝統とをますます拡張し、 発展させようと制定した三綱領「真 美 健」に由来するもので、この 理念は今日に至るまで受け継がれているものです。
教育方針